7月末、学校を地域に開放するオープンデーと同時に日本文化イベントを開催しました。イベントの目的は「現地の日本人と生徒の交流」。私が派遣されているイポーという街は日本人が多く住んでいますが、マレー系の方と日本人が関わる機会はほとんどありません。また、「日本語を使う機会がない」という状況が日本語を学習する生徒のモチベーションを下げる大きな原因にもなっていました。せっかく近くに日本人が住んでいるのにもったいない! どうにか両者が交流できる機会を作れないかと考え、イベント開催を決意しました。
各地から4人の日本語パートナーズがかけつけてくれ、日本人会の方々やJFKL(The Japan Foundation, Kuala Lumpur)のスタッフにも協力していただき、7つのブースを設けることができました。
七夕ブース
英語、日本語、韓国語、マレー語、中国語などさまざまな言語で書かれた短冊がつるされていて、とても素敵な笹が出来上がりました。
七夕の歴史、短冊飾りの作り方を紹介。
ヨーヨー釣り
おにぎりブース
わさび、抹茶チャレンジ
以前から生徒が興味津々だったので、抹茶とわさびにチャレンジできるコーナーを設けました。反応が十人十色でとても面白かったです。
JFKLブース
首都クアラルンプールから国際交流基金のスタッフの皆さんがブースを出しに来てくれました。
茶道パフォーマンス
3年生による茶道パフォーマンス。外部のお客さんの前で堂々とお手前を披露する生徒の姿に感動しました。
もちつき
イポー日本人会の皆様にご協力いただき、もちつきを実施することができました。「自分でついたもちを食べる」という日本でも貴重な体験ができて、生徒も大喜びでした。
カウンターパートの先生をはじめ、たくさんの方々のご協力のおかげでイベントは大盛況でした。オープンデーだったこともあり、生徒だけでなく保護者や外部の方にも日本文化に触れてもらうことができてとてもよかったです。帰国まであと少し、自分がいなくなった後にも残せるものはなにか考えつつ、最後まで楽しもうと思います。
来場してくれた方、ご協力してくださった全ての方に感謝します。