水引は、【人と人を結び付ける】、引けば引くほど強く結ばれると言われています。
基本の【あわじ結び】は慶事、弔事、神事、仏事などに使われ、祝儀袋などで誰でも一度は見たことがあるのではないでしょうか?
その水引をタイの人にも伝えられたらと思い、今回学校で紹介する機会がありました。
私の赴任先は、タイ、バンコクの東南チョンブリ県。プリンセス・チュラポーン・カレッジ・チョンブリ校です。
全校生徒は740名ほど。タイ国内に12校あり、理系の教科に力を入れているチュラポーン王女様の援助で建てられた共学で全寮制の中高一貫校です。
日本語授業は必須科目ではありませんが、日本の高校との交流が盛んなため、興味、関心は高いです。
実際にタイに来て、タイと日本の繋がりを強く感じています。人と人をつなぐという意味で水引が役に立てばと思っていました。
日本語クラブの時間に、水引の説明をパワーポイントを使って行い、タイ人のカウンターパートの先生に補足をしてもらいながら作りました。
始めは、基本のあわじ結びを2本で練習。
出来たら、3本で練習。余った水引を編み込んで、栞にしたりしました。パワーポイントのスライドを繰り返したり、わからない子にわかる子が教えたり、何とか全員出来ました。
そんなときも人と人はつながっていると感じました。
色の選択が斬新でタイの生徒の色彩感覚は素敵です。一通り作った後も、作りたい子には水引を分けてあげたりしています。
また、教育実習生の大学生とも水引を授業のない時に作ったりしています。色使いが素敵な水引ができました。