今月も派遣校の「桜蘭日本文化クラブ」の活動をお伝えします。私が着任してすぐに顧問の先生からこんなお話がありました。「日本人会主催の運動会に毎年参加していますが、日本の運動会の競技に慣れなくてバトンパスは止まって待っているし、六人七脚走はいつも最下位。関岡さんは学校の先生だったから相談に乗ってあげてください」と(わあ!責任重大!)。
クラブは7月に入ったらすぐに部員を集めて練習を始めました。リレーのバトンパスや6人7脚の練習方法をリーダーにアドバイス。「走者が近くまで来たら助走を始めて」、「バトンは声をかけて渡して」、「六人七脚は声をそろえてイチ、ニ、イチ、ニ」。普段は折り紙やアニメに取り組む学生たちも運動は大好き、真剣に練習に取り組みました。
7月22日本番、朝8時にITE College Westのグラウンドにバスで向かいました。この運動会は明治42年に開催されたという記録もある長い歴史をもつものです。今年の参加者は子供から大人まで合わせて延べ3,500人以上で、桜蘭クラブも1995年の発足以来、日本人と現地の学生との交流を図るために毎年招待してもらっているそうです。
今年は練習の甲斐あって六人七脚走やリレーでも大きく離されることなく競り合うことができました。感心したのは参加態度がとてもよかったことです。すべての人に大きい声で「ガンバレ、ガンバレ」と日本語で大きい声援を送っていました。ボランティアスタッフに「アリガトウゴザイマス」の言葉も忘れませんでした。9月の日本人会夏祭りにはボランティアとしてお手伝いをするそうです。また報告したいと思います。
<追伸> 先月の暑中見舞いプロジェクトの続報です。暑中見舞いを送った中学校の先生が108人分の返信を持って来てくださいました。こちらは今試験中で試験が終わると長期休みに入るため、学生に渡せるのは10月になりますがその様子もお知らせしたいと思います。