マレーシア4期の丸山です。
先日学校休暇を利用して同期のNP(日本語パートナーズ)に会いに東マレーシアサラワク州都のクチンを初めて訪問しました。イスラム教であるマレー系が6割を占める半島マレーシアと違い住民の多くが中国系、先住民系を中心に人口が構成されているため、町の雰囲気が全く違いました。サラワク州では宗教が違っても民族間同士の距離が半島マレーシアより近いそうです。
「クチン」とはマレー語で猫という意味なので、町のシンボルとして猫の銅像などをよく見かけます。
街は想像していたよりずっとお洒落な都会で、街の中心部にあるサラワク川の周りは観光名所で夜になるとライトアップされた橋を渡る人々でにぎわっていました。
こんなお洒落なお店を発見しました!
サラワク川の周り
多様な先住民が交じり合って独特の文化を構成しているクチンですが、一番の楽しみはやはり食べ物です。クチンを知り尽くしている同期NPのお陰で短い滞在で地元の名物料理をめいっぱい堪能できましたが、私が特に気に入ったのは以下のメニューです。
サラワクにはイバン族の伝統的なお酒、「トゥア」が流通していますが、これが日本酒に似たフルーティーで飲みやすい味で、サラワク料理にとても合いました。
また、“ケック・ラピス (レイヤーケーキ)”というカラフルな層になったケーキも特産品です。日本では見かけない色使いが新鮮でした。
こぢんまりと歩きやすいつくりになっている街を散策しながら地元の名物料理を堪能し、クチンを満喫できました。クチンは日本のガイドブックにはあまり載っていないですが、マレーシアの穴場の観光地だと思いました。
以前から馴染みがあったマレーシアですが、今回の滞在で改めてその文化の多様性と奥深さに触れ、ますますマレーシアのことを知りたくなりました。現地で購入したマレーシアの関連書籍もずいぶん増えてきたので、これらをじっくり読み込んで理解をさらに深めたいと思います。