こんにちは。マレーシア4期、サラワク州のミリに派遣されている知名です。
サラワク州はマレー系、中華系、インド系の他、イバン族をはじめとする先住民族が人口の多数を占める州です。派遣されて半年がたちますが、様々な文化に触れることができとても楽しく過ごしています。そんな地域にある私の学校は、Asrama 1 Malaysiaという、マレーシアで5校しかない多民族の生徒が通う学校です。そのためそれぞれの民族や宗教に合わせたイベントが多いので、少し紹介させていただきます。
マレーシアでは2月にChinese new year(旧正月)があり、休み明けの3月初めに学校でお祝いをしました。生徒や先生は、赤い服やチョンサム(チャイナドレス)を着てイベントに参加します。
バンドやカラオケ大会や獅子舞のダンスなど、中華系の生徒や先生で用意したステージを楽しみました。特に獅子舞のダンスは、迫力がすごく見入ってしまいましたが、踊っていたのが生徒だと後から聞き驚きました。
また7月には、ハリラヤ(イスラム教のお祝い)、ハリガワイ(イバン族をはじめとする先住民族のお祝い)、ディパバリ(ヒンドゥー教のお祝い)の3つをまとめたイベントが行われました。生徒や先生は民族衣装を着て参加します。
そして、それぞれの民族衣装でステージに上がりダンスや歌を披露します。一度にたくさんの文化に触れることができ、とても素晴らしい経験になりました。
たくさんの民族や宗教がありながらも、それぞれの文化を理解し尊重し合う姿があるのは、私がマレーシアとこの学校を好きな理由の1つです。残り2ヵ月もありませんが、このような文化を学びつつ、日本についてもっと知ってもらえるよう活動を頑張りたいと思います。