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シンガポールで日本の夏祭り~“JAS SUMMER FESTVAL 2018 in conjunction with Sorts Hub Community Play Day”に参加して~

派遣校の桜蘭日本文化クラブの学生が9月に一番楽しみにしているのが日本人会による夏祭りです。この夏祭りは、日本人だけでなく多くのシンガポール人も訪れるとても大きい行事で、桜蘭クラブも毎年ボランティアとして参加しています。祭りの準備を手伝った後、浴衣に着替えて露店周りや盆踊りをするのが恒例で、この時期が近づくと上級生が浴衣の着付けや日本の盆踊りを後輩に伝授するのがクラブの伝統なのだそうです。


日本の祭りの由来や様子を調べて発表した後、当日のボランティアの仕事を説明しています。

「炭坑節」を練習。夏祭りで炭坑節がかかると自信満々で踊っていました。

上級生に着方を教えてもらったらペアを組んで着付練習。

上手に着られました! 男子は浴衣が足りず、交代で着ました。

今年の夏祭りは30回記念で、地元団体との提携で国立競技場で2日間にわたって大規模に開催されました。私達が任されたのは水ヨーヨー作り。日本から短期研修で来ている高専の学生も7人参加してくれました。他校の学生達と一緒に総勢約80人で1日4時間6,000個がノルマ、2日間で12,000個の水ヨーヨーを作りましたがこれが簡単そうで案外難しい。水がはねたり風船が破裂したりする度にワーワー、キャアキャアと楽しそうだった学生もだんだん無口に。水浸しになりながら皆でひたすら作業に打ち込み、目標を達成。いよいよ夏祭りを楽しむ時間です。


風船の口をしっかり押えて、シュッシュッ。

ナンヤンポリテクニックの学生と日本の高専生が和気あいあい。

シンガポール国立競技場。真ん中の櫓を中心に、屋台がぐるっと並んでいます。

「皆さんも一緒に踊りましょう!」声をかけるとすぐ踊り出すノリのよさ。

学生達が作った水ヨーヨーが日本の子にもシンガポールの子にも大人気。

皆で浴衣に着替えて会場入り。日本人を上回るシンガポール人の来場者があり、当日券も始まってすぐに売り切れてしまうほどの大盛況でした。多くの方が浴衣を着て来場し、会場にもシンガポール人が日本の祭りを楽しめるように浴衣貸出や着付のサービスもありました。焼きそばやたこ焼き、ラーメンなど屋台フードの店は長蛇の列。私たちの作ったヨーヨーも大人気で足りないほどだったそうです。シンガポール人は踊りが大好きなようです。日本の盆踊りもよく知っていて、「ポケモン音頭」や「ソーラン節」など人気の曲がかかると歓声が上がっていました。学生達はこの日本とシンガポールを結ぶイベントに協力した達成感もあり、最後まで浴衣姿で踊って日本の祭りを満喫していました。


1日目に浴衣を着たのは桜蘭クラブ委員会。今回のボランティア活動も中心になって活躍しました。

2日目は希望した部員と日本の高専生が浴衣を着ました。高専生曰く「浴衣も盆踊りも初体験。楽しい!」「まさかシンガポールで初体験とは……。日本再発見!」

2日間とも最後まで踊っていた部員もいました。本当に踊りが好きなんですね。
(私は最後まで浴衣が着崩れしなくてホッとしました。)
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