こんにちは。私はタイ6期として、北部ナーン県に派遣されています。
派遣されて半年が過ぎ、遅ればせながら、ナーンのこと、学校のことを紹介します。
ナーンは、バンコクから飛行機で1時間30分(バスで9時間ほど)です。山に囲まれた、のどかな街です。私は市内にある生徒数3000人弱の大きな学校で活動しています。
ナーンは、伝統の残る街です。市場では、北部の伝統楽器の演奏や、ナーンのことを歌った歌が聞こえます。毎週金曜日には、生徒も先生もみな、北部の民族衣装で登校します。
9月と11月には、伝統の舟のレースがありました。地区対抗で、ナーン川で舟を漕ぎ、速さを競います。漕ぎ手の生徒もおり、学校はお祭りのために一日お休みでした。
また、11月は、高校二年生の日本語専攻のクラスで、お好み焼きを作りました。
教科書で習った文法を使って、生徒が日本語でレシピを書きました。自分で書いた日本語のレシピをもとに、実際にお好み焼きを作ったことが、生徒の記憶に残れば嬉しいです。
最近の学校はお祭りムードです。マッタヨム・ナーンゲーム(ナーン県公立中高合同体育祭)が間近に迫っているためです。本番がとても楽しみです。
最後に、ナーンでは、いたるところでこの絵を見かけます。これは、ナーンの有名な絵を真似して描いたものです。
本家がこちらです。
この絵は、ナーン市内のお寺「ワット・プーミン」の壁画に描かれた男女です。420年以上前に建てられた古いお寺です。この男女は、愛を囁いていると言われており、「プーマーン・ヤーマーン」と呼ばれ、ナーンの人にとても愛されています。
タイは年中暑いイメージですが、半年暮らしていると、季節の変化を感じます。先日、色づいた葉っぱが、11月であることを思い出させてくれました。
残りの任期は約4ヶ月間となりました。生徒や先生方とナーンで過ごせる時間を、目一杯大切にしていきたいです。