派遣校のナンヤンポリテクニック(NYP)の学生達は、エンジニアリングや情報技術、ビジネス、デザイン、保健などの学部で卒業後の職業に直結する専門的な知識や技術を学んでいます。
国土が小さく、自然資源の乏しいシンガポールにとって人材が資源です。国を挙げて優秀で国際的に通用する職業人の育成に力を入れています。
このNYPでも外国語の習得や異文化理解に力を入れており、母語や公用語の英語に次ぐ第3言語として日本語や韓国語、フランス語、ドイツ語の授業が選択できます。言語だけでなく、それらの国の文化や社会を学ぶ授業があり、私もその中で日本語授業のアシスタントや日本の文化や社会の紹介をさせていただいています。
また、NYPでは学生達が実際に異文化を体験できるワークショップの開催や他国の学校との交流プログラムを積極的に行っています。
9月の長期休暇中には日本を始め、フランス、ドイツ、韓国などへの短期研修が実施されました。海外からの研修も頻繁に受け入れていてアジア各地からの研修生をよく見かけます。
学生達もとても熱心で、忙しい授業をやりくりしてワークショップや研修に多数の学生が応募してきます。
日本への関心はとても高く、私も異文化体験のワークショップや海外研修に派遣される学生の事前研修、また日本の学校が訪問に来る際の歓迎行事などのお手伝いをさせていただいています。
自分が全くやったことのない組紐の紹介をしたり「学生達の方がよほど知っているのでは」と思えるようなマンガデザインの手伝いをしたりと大変ですが、おかげでこの半年の間にいろいろなことを学ぶことができました。
最近かかわった2つの活動の様子を写真で紹介しますので、ご覧になってください。