こんにちは。バリ島クルンクン県派遣の大口智実です。12月初旬の学期末試験のあと、日本文化に興味のある生徒を集めて、巻き寿司を作りました。
まず、巻き寿司の種類や私が用意した具(たまご、きゅうり、カニカマ、ツナ)について説明し、全班一斉に作りました。巻き寿司を作るときは巻きすを使いますが、今回はラップを使いました。醤油とわさびも用意し、生徒たちに挑戦してもらいました。加減がわからず大量に付けて食べてしまい、初めて食べる味と辛さに困惑していました。
次は、生徒たちに持ってきてもらった材料で、オリジナルの巻き寿司を作りました。集まった具材は、茹でたニンジン、茹でたじゃがいもを賽の目に切って辛く味付けしたもの、ナゲット、ソーセージ、オムレツ、サンバルソース。野菜やサンバルを上手に使い、おしゃれに盛り付けしていました。
最後にもう一度作り、先生方や他の生徒達に配りに行きました。その際、具材は何が入っているのかを説明し、食べた感想を聞いてくるように伝えました。
最後に、全体で共有。「醤油とわさびの味が、あまり好かれなかった」「魚にアレルギーがある先生がいたので、配る前に詳しく中身を説明した方がいい」という意見が出ました。また、活動の感想として、「初めて作ったときは形があまり良くなく、切ったときにバラバラになってしまった。でも2回目からは、1回目の経験を活かして、どのくらいご飯をのせたらいいか、どうやって巻いたらいいかのバランスがわかるようになった」との声もありました。
授業時間外にも関わらず、36名もの生徒が集まってくれました。学校に日本人がやってきて、一緒に巻き寿司を楽しんだという思い出が、「日本っていいな」という気持ちに繋がれば嬉しいです。私は「アイディアが柔軟で、器用なバリ人っていいな」と思いました。