日本にいるときから考えていた茶道の紹介と、先生からリクエストがあった日本食の紹介で、たまご焼きとお好み焼きを作りました。
日本のものを体験してほしいと思い、日本から持ってきた「お干菓子」は見た目もかわいく、生徒たちに見せた瞬間からみんな興味深々でした。
フィリピン人もホスピタリティあふれる人が多いですが、普段、生徒たちの授業態度を見ていて、先生に対しての尊敬する気持ちが少し足りないなと思う場面を見ることもあり、日本のおもてなしの心や、和敬清寂など、茶道において大切なことは日々の日常においても、尊敬、思いやり、感謝の気持ちを持つことの大切さを伝えられるのではないかなと思い、少しでも生徒たちに響くものがあったらいいなと思いながら準備しました。
基本的にフィリピンの飲み物は甘いものが多いので、砂糖が入っていない抹茶は、苦くて飲めない反応が多いかと思いきや、意外とおいしいと飲み干す生徒も多く驚きました。
たまご焼きは甘いものとダシを使ったタイプの2種類を紹介しました。
たまごの割り方を見ていても、フォークで殻をたたいてわったり、日本では見ないやり方だなと思う反面、たまごの殻の薄さの違いもあるからだなと思ったり、一つの動作をとっても、違いがあることの面白さを感じました。
お好み焼きのトッピングのかつおぶしは好みがわかれるようで、のせないでほしいと言う子もいれば、フィリピンで日常的に食べられているティナパという干した魚の味に似ていると言う子がいたり、フィリピンの食材と比較をしたりと、楽しみながら日本食を知ってもらうことができました。