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日本の学校にありますか?“先生の日

Selamat siang!(インドネシア語で「こんにちは!」)
はじめまして。ジャカルタの左隣のタンゲラン県に派遣されております、副島望央です。
今回は、インドネシアの高校のイベントについて紹介したいと思います。

インドネシアの高校は、日本の高校と比べてイベントや大会が多いです。例えば体育祭は約1週間続きます。そして毎度、事前にイベントの存在を知らされることなどなく、突然始まるのがインドネシアスタイルです。(もちろんいきなり授業はなくなります。笑)

さて!今回のイベントも例に漏れず、それはいきなり始まりました。午前の授業を終えて、お昼ご飯を食べていると、校庭で謎のクラッカーのような破裂音が!校庭に出てみると、全校生徒が並び、歌を歌い、聖火の行進が始まりました。

校庭に集まり風船を持つ生徒たちの写真
奥には3年生。中心になって歌を歌い、後輩たちをリードしています。まるでサッカーの試合のような盛り上がりです。手前には花束と風船を持つ生徒達。こんなのどこに隠していたんでしょうか?(笑)  午前中の授業では全く気づけない私なのでした。この風船は校長先生と生徒会の生徒達によって、空へ飛んでいきました。

ポカーンと眺めていると、CP(現地の日本語の先生)が私の手を引いて、輪の中に連れて行ってくれました。その真ん中では、「Teachers day, thank you」と書かれた垂れ幕がかかり、生徒たちから校長先生など偉い先生方に大きな花束のプレゼントが!

CPの先生に聞いたところ、これは「Hari guru(先生の日)」という生徒会主催のイベントであることを教えてくれました。このイベントは、昔、戦時中~戦後のインドネシアで、まだ教育が確立せず、困難を極めた時代に、頑張ってくれた先生達に感謝の意を伝えるべく、始まったイベントだそうです。まだ続いていることの凄さに感心しました。インドネシアでは、生徒は先生をとても敬います。普段の挨拶の様子などを見ていると実感しますが、このイベントで、先生を敬うインドネシアの文化を改めて感じることができました。
先生が関与していないイベントにも関わらず、一致団結している生徒達の姿を初めて見た気がして、とても嬉しく思いました。インドネシアならではのイベントを体験でき、良い思い出になりました。

日本語パートナーズの私にも、生徒から花とケーキのプレゼントが!
生徒の皆さん、お祝いをありがとう!

先生の日でもらったお花の写真
二人の生徒から頂きました。
先生の日でもらったケーキの写真
職員室でおいしく頂きました。
他校に派遣されている日本語パートナーズと生徒たちとの記念写真
たまたま授業のお手伝いに来てくれていた、別の学校の日本語パートナーズの彼も、なぜか便乗して花を貰っていました。「私だけもらっちゃった!」とぬか喜びしていた直後の出来事です。インドネシア人のアットホームでウェルカムな雰囲気が大好きです。
Writer
インドネシア バンテン州
副島 望央さん

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