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書初めで抱負を発表!

こんにちは!インドネシア東ジャワ州シドアルジョ派遣の堤慎一です。

私の派遣校は新年早々、一月二日から学校が始まります。日本の新年行事の中から今回「書初め」を紹介することにしました。

授業の進行を表した絵コンテの写真
私はインドネシア語が上手ではないので、事前に「授業の進行絵コンテ」を作成して現地日本語教師と授業の目的や主旨などを確認しました。

最初に現地日本語教師の先生に通訳をお願いして、書初めは一月二日に行うのが習わしで、この日に書くと、「書道が上達する」と言い伝えられていることなど、書初めの由来や意味を説明しました。

説明する先生と生徒たちの授業風景の写真
書初めの説明をする際、現地日本語教師に「新年の挨拶」も紹介していただき、みんなで練習をしました。

そして、新年にふさわしく、今回の書初めは生徒の今年の目標や願望、新年の決意や今の想い、を書いてもらうことにしました。
覚えている日本語の語彙が、まだあまり多くない生徒もいるので、直ぐに書初めを始めないで、最初に書く内容を一人ひとり考えてもらうことにしました。分からない言葉や知らない言葉があったら、生徒同士で教えあったり、考えた文が正しいかどうかなどを、先生や私に聞いてください、とお願いしました。

書初めの内容をクラスメイトと相談しながら考える生徒たちの写真
新年に今年の目標や願望を考える、と言うことが新鮮だったようで、みんな真剣に書初めの内容を考えてくれました。

そして、書初めの内容が決まった生徒から順番に、何度か古新聞を半紙に見立てて練習をしてもらった後、本番の「書初め体験」をしました。

古新聞で書きぞめの練習をする生徒の写真
お手本を書いて見せる堤さんの写真
思いがけず生徒にお手本を頼まれ、実は私は書道が上手ではないのでかなり緊張しました。

全員が書き終わった後は、みんなの前で一人ひとり書初めの発表会をしてもらいました。それぞれの生徒がなかなか個性豊かで、ユニークな作品が多く、笑い声いっぱいの「書初め大会」をすることができました。

完成した書道作品を見せる女子生徒の写真
目標や願望は勉強、容姿、スポーツ、趣味についてなどいろいろでしたが「背が高くなりたい。」と言うのが多くて驚きました。
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