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地震が起きたらどうしますか?

こんにちは! 東ジャワ州シドアルジョ派遣の堤慎一です。今回は“もし? 地震が起きたらあなたはどうしますか?”と言うテーマで、授業を行なった様子をご紹介したいと思います。

インドネシアでは最近大きな地震が続けて起きて、被災された方がたくさんおられて救済の様子がテレビで度々放送されました。
そんな中、私の派遣先校ブドゥラン・シドアルジョ第1国立専門高等学校のカウンターパート(以下、CP)のルル先生から、「生徒たちに地震が起きた時の行動について授業で一緒に話してくれませんか?」と提案がありました。

ルル先生は日本の学校教育や生活文化についてとても関心が高く、日本の良い所を取り入れたいとよく質問をされるのでいつもドキドキしています。

ルル先生のお話では、インドネシアでは地震などの避難訓練を学校で実施することはあまりなく、日本のように地震の多い国ではどうしているのか? 参考になるアイデアがあったら生徒たちにぜひ教えて欲しいと思っていた、とのことでした。
建物の耐震構造の違いもあるので、私の職場で実施している震災訓練等で得た知識の中で基本的なことでしたらお話しできる、とお伝えして授業をすることにしました。
授業は先ずグループに分かれて「地震が起きた時に、教室、廊下、校庭や体育館にいたらあなたはどうしますか?」を考えてもらい、その後グループごとに発表してもらいました。

日頃あまり考えたことがない?テーマでのディスカッションだったようで、最初は活発に意見も出ませんでしたが次第に白熱し、代表者の発表をメモする姿も見られました。

そして、ルル先生と私から地震が起きた時の行動について話をしました。最後に 地震が起きた想定でクラス全員で避難訓練を行いました。
日本とは違って?笑顔いっぱいの和やかな雰囲気の避難訓練になってしまいましたが、いつ起こるかわからない地震の時、冷静に「自分や友達の命を守る行動」について少しでも伝わってくれたらありがたい、と想いながらルル先生と授業を終えました。

思い思いのスタイルで訓練を楽しむ? 生徒も見られましたが、和やかな中にも「もしもの時、落ち着いて行動すること」の大切さを理解してくれた、と感じました。

Writer
インドネシア 東ジャワ州
堤 慎一さん

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