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食べ物であふれる職員室

こんにちは。中部ジャワ州ウンガランで活動している10期の藤村です。高校の職員室での食事の習慣が、きっと日本と違っておもしろいだろうなと思ったので、今回はそれを紹介します!

まず、職員室ではよく食べ物が配られます。食べ物が配られるとはどういうことか……配られるタイミングは、今まで私が経験したものを挙げると、先生の誕生日、非常勤の先生が大学院を卒業、先生のお子さんが大学を卒業、先生に子どもが生まれた、先生がイスラームの巡礼から帰ってきた、テスト期間、職員会議等、様々です。

このように、主に何かおめでたいことがあったときに食べ物が配られます。日本では、誕生日を例にとると、周りの人がお祝いとして、誕生日の人に何かあげたりすることがほとんどだと思います。しかし、インドネシアではめでたいことがあった人(誕生日や大学院を卒業等)が、周囲の人に食事を振舞ったりするようです。そして、みんなでその振舞われた食事を食べながら、お祝いします。周りの人に感謝しつつ、うれしい気持ちをおすそ分けするといった感覚なのかなと思います。

ナマズのから揚げと野菜の煮込みの写真
とある先生のお子さんが医学部を卒業されたということで、ナマズのから揚げと野菜の煮込みをいただきました。初めてのナマズ、中は白身でやわらかくておいしい!
おかず、ごはん、クルプックが盛られたお皿の写真
おかず、ごはん、クルプック(煎餅)が職員室の台に並べてあり、「Monggo~!(モンゴ)」(=どうぞ)のかけ声で先生たちは台の周りに集まり、各自お皿に取ります。
ごはんやスープ、おかずが盛られたお皿の写真
おかずとごはんをワンプレートに盛るのがインドネシア流!
紙製のお弁当に入った軽食の写真
テスト週間(先生たちは試験監督で忙しい)には、毎日9時頃に軽食が入った小箱が学校から配られ、私もいただいていました。

実は、このように振舞われる食事タイムは、突然やってきます。いつ、どのタイミングでやってくるかわからないので、私は毎日お弁当を持っていくことは絶対にしません(笑)。また、先生たちの様子を見ていると、毎日決まった時間にお昼ごはんを食べるという習慣はあまりないようで、お腹が空いたときに何か食べるようです。朝が早い(1時間目は7時から)ため、学校に来てから朝食をとる先生もけっこういます。そのため、職員室ではだいたい誰かが何かしら食べているので、それにつられて私自身の間食も増えました(笑)。

帰国までに、自分の誕生日が控えているので、今年の誕生日はインドネシアスタイルでいこうと思い、今から何をしようかと考えています……!

職員室の炊飯器や料理の入った大きなタッパーの写真
毎日と言っていいほど稼働している職員室の炊飯器
Writer
インドネシア 中部ジャワ州
藤村 春菜さん

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