こんにちは!台湾3期の今村です。
台東女子高校では3週間に1回、クラブ活動の時間(昼休憩後2時間)があります。
先日、模擬国連(国連会議のシミュレーションを行うクラブ)というクラブの中で、ヒロシマ(平和や原爆に関連する内容)について話をしました。
広島出身の私にとって、子供の頃から見聞きしてきた原爆のことを生徒に伝えることは台湾派遣中実現したいことの1つでした。
パワーポイントを使い、拙い英語で以下の話をしました。
1. 広島の原爆概要
2. 被爆者の国際的な取り組み(ノーベル賞を取ったICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の取り組み)
3. 私の祖母の話(旧満州・大連で生まれ育った祖母を例に勉強できることの幸せについて)
4. 佐々木禎子さんの話
5. 折鶴を一緒に折る
通訳は英語の得意な生徒に依頼。みんな一生懸命に話を聞いてくれました。
私が生徒たちに伝えたかったことは、「安心して勉強できる平和な日々は貴重なものである」、「核兵器の恐怖は現在でもすぐ側にあり、若い世代の彼女たちが平和な世界を作っていかなくては取り返しの付かないことになる」ということです。
今回、生徒の心と記憶に残るものにするためにプレゼントを用意しました。それは折鶴ノート。これはPEACE MINDS HIROSHIMA(広島県中小企業家同友会の有志が結成した任意団体)から提供してもらったもので、世界中から広島平和公園に寄贈された折鶴を再利用して作られた特別なノート。ノートの中には原爆や佐々木禎子さんの説明(日本語、英語)とともに1枚の折り紙が入っています。生徒一人ひとりにノートを渡し、中の折り紙を使ってみんなで折鶴を折りました。
模擬国連に参加する生徒が日々の平和について改めて考えるきっかけとなれば幸いです。
来学期は歴史の授業でもヒロシマについて共有する予定なので、もっと一人ひとりの心に訴えかけられるように練習します!