みなさん、こんにちは。北スマトラ州派遣の城野有哉です。さて2月5日は中国旧正月の休日でした。インドネシアはイスラム教の国。色とりどりの大小様々なモスクが建ち並んでいるイメージですが、メダンには中華系の人々が多く住んでおり、町並みや言葉も一般的なインドネシアのイメージとは違うように感じます。今回はそんなメダンでの真っ赤な生活を紹介します。まず、市内にたくさんあるショッピングモールやスーパーマーケットです。中華系の人々向けの商品や中国語で書かれた商品が並び、お酒や豚肉などインドネシアでは手に入りにくい商品も陳列されています。エントランスには中国風のモニュメントや赤い装飾が見られます。そして中国旧正月が近づくにつれて、あらゆる所が真っ赤に染まっていきます。
またメダンには中華系の人々だけでなく、イスラム教の人々やバタック族と呼ばれるキリスト教の人々、インド系のヒンドゥー教の人々が住んでおり、たくさんの宗教が混在する街です。それぞれの宗教の礼拝場所や学校、お店やレストランもあり多くの文化を見ることができます。街を移動するだけでたくさんの文化に出会うことができ、毎日が新鮮です。
そして食事でも中国を感じます。メダンではインドネシア料理はもちろん美味しいのですが、マレー料理やインド料理のレストランも多く見かけます。でも王道の中華料理が本格的で美味しいです。日本人には馴染みのある中華料理ですが、真っ赤な唐辛子をたくさん使った中華料理はメダン特有の味だと思います。
メダンはたくさんの宗教と人々、文化が交わる色とりどりな不思議な街です。僕自身派遣されてから、真っ赤なメダンも含め、知らないことをたくさん知りました。残り少しの任期ですが、まだ知らないメダンの色、文化の違いをたくさん楽しみたいと思います。