サワディーカ!(こんにちは!)今、タイにも卒業シーズンが到来しています。フルーツが美味しくなる季節だったり、毎日気温が30度ぐらいだったりするので、実感が湧きにくいですが。
全ての学校ではないですが、タイの多くの学校は数学専攻、外国語専攻など、専攻しているプログラムでクラスが分かれています。ですから、クラス替えがほとんどありません。同じクラスになった友達と入学から卒業までずっと一緒に勉強をします。
日本では学年が上がるごとにクラス替えがあり、出席番号も苗字の順番でかわりますよね。そして、他の学年の生徒と知り合うには、部活動や委員会活動などで知り合い、仲良くなる方法がほとんどだと思います。(かっこいい先輩の顔と名前を知っているなどはあるかもしれませんね。)
しかしタイではクラス替えがないため、「自分の番号」が入学から卒業まで変わりません。ですから、学年の違う「自分と同じ番号」の生徒と仲良くする文化があるみたいです。高校2年10番の生徒と高校1年10番の生徒が仲良くする、といった感じです。
先輩にお菓子をもらったり、勉強を教えてもらったりとみんなそれぞれの方法で交流を楽しんでいます。困った時にこの人に相談しようかな、と思える先輩がいるっていいですよね。イベントでも知らない人が少ないようで、毎回盛り上がりがすごいです。
タイに住んでいて思うのですが、タイの人はソンテウで席を譲ったり、困っている人に「大丈夫ですか?」と声かけをしたりするのがとても上手です。私は人に席を譲る時にかなり緊張しますし、挙動がおかしくなります。しかし、彼らはさっ、と行動します。とてもかっこいいです。
きっと、学生のうちから人を助ける、世話をする体験をしているから困っている人に気がつくことができるんだと思います。いい取り組みですよね。
先輩と後輩の良い関係が、卒業後も続いて欲しいなと思います。