赴任先の学校の先生で私の事を気にかけてくれるお姉さん先生。
タイ語でお姉さんのことをピーサオと言い、誕生日も4日違いの3年年上の彼女は、今までの日本語パートナーズの面倒もよくみてきたいという。
気持ちが沈んでいるときに、言葉をかけてくれたり、休みの日に海に誘ってくれたりと優しい気遣いを感じる。
出かけるときの会話は、タイ語、英語、日本語のトリプルちゃんぽん。話したいこと、分かり合える人との間に言葉は関係ない。
そして、車の中では決まって『上を向いて歩こう』や『涙そうそう』を歌う。
10ケ月のタイ滞在で実感したのは、その国の言葉が話せるから友達ができるのではないという事。人と人がつながる瞬間は心と心だと思う。そして、最小単位の一人と仲良くなることが大事で、そこに国や人種、宗教を超えた友情が芽生える。
実際に、タイのピーサオは4月に私を訪ねて日本へ来てくれる。
普段着の日本を見たいという。きれいな山、水の故郷を見てもらおう。
まさに、人は必要な時に必要な人と出会う。人が生きているからではなく、生かされているから。
今までありがとう。そして、これからもよろしく、私のピーサオ!