東ジャワ州のちょっと東側、プロボリンゴ市で活動しています。宮里杏奈です。プロボリンゴを一言で表すと、「ほどよい田舎」です。有名なブロモ山の入り口で涼しく、マンゴーとブドウが名産品の街です。ここは日本語パートナーズが初めて派遣される場所。生徒や先生方は、珍しい日本人という存在にいつも喜んでくれます。
私は専門高校と普通高校の2校に派遣されていますが、今回は専門高校での授業風景を紹介します。
派遣先校SMKN 1 Probolinggo(プロボリンゴ第1国立専門高校)は、全校生徒1500人のとても大きな学校です。会計や銀行、プログラミング、コンビニ経営の学科などがあります。
この学校で「巻き寿司」の文化紹介を行いました。初めての「日本食」紹介ということもあり、先生と生徒のテンションは最高潮です。
はじめに、パワーポイントを使って寿司の歴史や種類を紹介したのち、寿司LOMBA(ロンバ)をします。LOMBAとはインドネシア語でコンテストという意味。実はインドネシア人、このLOMBAが大好きなんです。何かとLOMBAを付けてコンテストをするこの国に合わせて、私も寿司LOMBAを作ってみました。
制限時間は30分。なかに入れる具はおまかせ。生徒たちが持ってきた具材の中にはオーソドックスなものの他に、ナゲット、ジャガイモ、インスタント麺などの変わりダネもたくさんありました!
制限時間が近づくと、生徒たちは大慌て!盛り付けにももちろん力が入ります。
個性があふれるお寿司が出来上がりました!
出来上がったお寿司は先生と私で審査。最も美しい寿司を作ったチームに賞品が贈られました。
今回作ったものはインドネシア風寿司。正式な寿司とは言えないかもしれませんが、初めての日本文化を経験した彼らにとって、少しでも日本を身近に、そして楽しい思い出として残ってくれたら幸いです。帰国が刻一刻と迫っていますが、この子たちに紹介したい日本がまだまだたくさんあります。最後まで、駆け抜けていきます!