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授業の様子

今回は学校での授業の様子をお届けしたいと思います。
普段の日本語の授業は、Entréeという授業カリキュラムに沿って行われています。「日本ではこうだけど、フィリピンではどう?」という一緒に日本語を教えるCP(カウンターパート)の先生の質問をよく聞きます。授業を通して、日本の文化や言葉を学びながら自国のことも考える授業になっています。

授業の様子の写真
栄養バランスを考えた、自分の理想のごはんメニューを作成中です
ホワイトボードに書かれた文章の写真
CPの先生と生徒が教えてくれたタガログ語(フィリピン語)の早口言葉。とても難しかったです。

文化紹介をすることもあります。文化紹介をするときは、やりたいことをCPの先生に相談し、どんな活動を入れるか、どんな流れで行うかなど詳細を決めていきます。

手作りお菓子の写真
生徒が作ったグラハムボール
生徒がグループになって相談している様子の写真
ロールプレイの内容を
みんなで考え中です
日本の制服を着た男子生徒と女子生徒の写真
日本の制服を着てポーズ!

先日はバレンタインデーの文化紹介を行いました。日本のバレンタインを紹介した後、みんなでグラハムボール(砕いたクラッカーとコンデンスミルクを混ぜ、マシュマロを包んで丸めたお菓子)を作り、ラッピングしたものを使ってロールプレイをしました。学校の設定で行い、日本の学校の制服を着てもらいました。これまでの授業で習った日本語も使いながら、好きな男の子に恥ずかしがりながらも告白する、というなんとも可愛らしいロールプレイで、見ている他の生徒も大盛り上がりでした。

最後に、先日のことを少し。生徒が何か書いてるなと思っていたら、授業後に「みち先生(生徒にはこう呼ばれています)これ、みち先生」と言って、日本語のノートを1枚ちぎって私にくれました。見てみると、可愛らしいイラストが!

手書きの似顔絵イラストの写真
とても可愛く書いてくれました!

これを書いてくれた生徒は、最初の頃はたまにしか授業に来ず、来ても後ろの方に座っている生徒でした。最近は毎回授業に参加し、一番前の席でよく手を挙げてくれるようになりました。また、おにぎりの文化紹介の後、学校の旅行でおにぎりをお弁当として作りたいと私に相談しに来てくれたりもしました。生徒は日本語の授業の後、すぐに他の授業があるので、授業以外ではあまり関わることが難しいのですが、日々生徒の成長を感じることができて、とても嬉しいです。

Writer
フィリピン マニラ
中川 倫瑠さん

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