サワッデイーカップ!(タイ語で「こんにちは」の意味)
気が付けば、派遣地での生活も残すところあとわずか、ついに「最終登校日」を迎えました。
本当にプア学校の生徒達と先生方に優しく接してもらい、最後の最後まで、素晴らしい経験を得ることができました。
最終登校日は、日本語を勉強する高校1年生~3年生のみんなが送別会を開いてくれました。生徒達はみんな、タイと日本の衣装を着て、出迎えてくれました。
タイの伝統な洋服を着ている生徒達は、とてもきれいで、またかっこよく、いつもと違った表情でした。
送別会は、スークワン(=白い紐を手首に結んでその人の幸せや健康を祈願するタイの伝統的な儀式)で始まりました。
そして食事会、生徒達の日本語の劇、ダンス、合唱がありました。活動はどれも楽しく、そして素晴らしく、気が付けば、自然と涙が流れ、タイに来る前のことを思い出しました。
この活動に参加した理由の一つが「語学を勉強するタイ人に恩返しがしたい」という思いがありました。大人になって、タイ語の勉強を始めたときに、タイ人の友達が本当にとても親切に教えてくれました。自分もタイ人の生徒達にとって、「そんな人になれたらな」という思いがありました。
でも、活動を終えて感じることは、「僕が何かを生徒達にできたのだろうか」という気持ちと、「僕が生徒や先生方からもらったものの方が多い」ということでした。
そして、僕は、以前よりもタイのことが好きになっていました。みんなからもらったものを忘れずに、これから生徒達のために、タイのために何かできるように活動したいと思います。
この活動を通して、タイ人と日本人の間に、お互いに「感謝」や「素敵な感情」が芽生え、恩返しの「輪」が広がっていったらいいなって思います。
みんな、ありがとう。