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まさに青春!!笑顔と涙のJLフェス

マレーシアの最南端、ジョホールバルにあるSMK(P)Sultan Ibrahim(スルタン・イブラヒム国民中等学校)に派遣されている勝野です。ジョホールバルに来て早くも3か月が経ちました。
先日、マレーシア最大級の日本文化イベントJapanese Language Festival (通称JLフェス)に参加してきました。そこは想像以上に熱く、そして、涙無しでは過ごせないまさに青春の2日間でした。
JLフェスは土曜日と日曜日の開催でしたが、ジョホール州は金曜と土曜が学校の休みの為、一足早く金曜日の朝に出発しました。みんなで大型のバスに乗り込み、会場のクアラルンプールまで4時間半ほど北に走ります。

アイスクリーム工場にて集合写真
クアラルンプールのホテルへ向かう途中、ポーラアイスクリーム工場を見学しました。
アイスクリームを食べる学校の先生と日本語パートナーの写真
学校の先生たちと一緒に、一番人気のコーンアイスを試食しました。なんと、アイスクリームはいくつでも試食し放題!4つ目を食べる先生も。

このJLフェスでは、マレーシア全土から日本語を勉強している学生が毎年2,000人以上集まり、ソーラン節、よさこい、コスプレ等をはじめとする、ユニークなコンテストが盛大に開催されます。私の学校も毎年参加しており、今年はすごろく・漢字マッピング・俳句・マンガ・絵描き・カラオケ・こいのぼり・Ms浴衣・書道・落語・クイズのコンテストに出場しました。
この日の為に、カウンターパートのチー先生は熱心に生徒を指導しました。生徒は準備と練習のため、連日チー先生の元を訪ねます。時に先生の机の前には行列ができるほどです。私も生徒と一緒にアイディアを考え、日本語スピーチや、浴衣の着付け、カラオケの練習などを一緒にしました。

俳句のコンテストに参加する生徒たちの写真
俳句のコンテストに参加した2年生(中学2年生)と4年生(高校1年生)。試行錯誤しながら、何度もアイディアを練り直しました。そして見事1位と2位に表彰されました!
展示されている生徒たちの作った俳句の写真
俳句のテーマは“ごみ”でした。但しごみという言葉は使わずに5・7・5の言葉を考えなければなりません。俳句の横には手描きのイラストを添えます。
展示されている生徒が作った鯉のぼりの写真
3年生(中学3年生)の生徒が作った鯉のぼりです。バティックというマレーシアの伝統的な染め技術を使いました。桜、菊、ラフレシア(マレーシアの花です)、鶴、虎などを描き、マレーシアと日本の友情を表しています。制作期間は約1か月程です。
カラオケ部門のコンテスト中の写真
歌、スピーチ、ダンスをとても頑張った3年生のみんな。カラオケグループ部門で見事2位になりました!「負けない事 投げ出さない事 逃げ出さない事 信じ抜く事 駄目になりそうな時 それが一番大事」みんなの将来の夢と希望をこの歌に乗せて歌いました。
Ms浴衣コンテストに出場した生徒たちの写真
Ms浴衣コンテストは、当日自分で浴衣を着つけます。残念ながら入賞はなりませんでしたが、ファイナリストに残りました。
カラオケデュエット部門3位の2人と日本語パートナーズの写真
カラオケデュエット部門で3位になった5年生と4年生の2人。「また君に会える日」という、卒業がテーマの曲を歌いました。衣装は日本の学校の制服をイメージしています。歌もスピーチも本当に上手でした。

運命の結果発表の時……会場内は歓喜の声とため息で溢れ返りました!
手を合わせて祈るように結果を待つ5年生(高校2年生)の生徒、カラオケを歌い終わった後に泣きだす3年生の生徒。彼女たちがどれだけ真剣に一生懸命取り組んできたかがわかります。そんな生徒の姿に、私も目頭が熱くなり一緒に涙してしまいました。

5年生の集合写真
すごろくで優勝、漢字マッピングで2位をとった5年生のみんな。
(前列)彼女たちにとっては最後のJLフェスのため、喜びはひとしお。本当によく頑張りました。
お好み焼きの写真
カルタ体験中の写真

会場には、日本文化を体験できるWork shopが沢山あります。(左:お好み焼き、右:カルタ)みんな笑顔で楽しんでいました。

JLフェス、それは、仲間と共に日本文化を楽しみ、日本文化に熱狂する素晴らしいフェスティバルでした!本当に元気をもらった2日間でした。準備期間から本番まで、先生たちや生徒のみんなと過ごした時間は、忘れられない思い出です。

Writer
マレーシア ジョホール州
勝野 幸子さん

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