日本では陽暦(Solar Calendar)を使っているので、4月8日がお釈迦様のお誕生日ですが、シンガポールでは陰暦(Lunar Calendar)も併用し、今年は5月19日がお釈迦様のお誕生日のベサック・デーで祝日になります。
シンガポールにあるミャンマー寺院(Burmese Buddhist Temple)を訪れてみました。
次は同じベサック・デーですが、光明山普覚禅寺(Kong Meng San Phor Kark See Monastery)という由緒ある中華系仏教寺院を訪れました。
シンガポールで最大規模を誇り、元々は寺子屋兼僧侶の簡易宿泊所だったそうですが、幾度か増改築がおこなわれ、現在は75,470平方メートルの広さがあるそうです(サッカー場10面相当)。13.8メートルの仏像や1万体の仏像を収める万仏宝塔、千手千眼観自在菩薩像(千手観音像)などもあります。敷地内には教育省(MOE)から認められた仏教大学もあります。
多くの方が3歩1拝に参加するために大きな仏像の前で順番を待っています。
お誕生日ですので、5月18日から19日に変わる真夜中にお寺の境内を回り、最後に聖水を頂くそうです。3歩1拝とは、3歩歩いて、止まり、地面に正座し、両腕の肘から手までを地面につけて拝むという動作を続け、約2、3時間をかけ、境内を1周する参拝方法です。言葉で説明するのが難しく、動画でお見せ出来ないのが残念です。
この熱帯のシンガポールですから、ドクターも待機しています。私が見学をさせて頂いている時も、担架を運ぶ人とドクターが入っていくのを目にしました。本当に深い信仰心がなせる業です。
写真の待機場所には続々と登録し、順番を待っている人が時間と共に、増えていきました。寺院の前の道路はバスもタクシーも車も大渋滞でした。
寺院の中では、寄付によってそろえられた多くの食べ物や飲み物が無料で、3歩1拝参加者や参拝者に配られます。その種類や量はまるで、フードコートにいるようでした。
どの場所も人で溢れかえっていて、皆さんのお釈迦様のお誕生日を祝う熱い熱気を感じた一日でした。