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「一人にしてくれない」

先日、ラオスから帰国致しました。楽しかったことも、大変だったことも沢山ありましたが、いつも現地の人々に支えてもらっていたと思います。

生徒たちと日本語パートナーズの写真
授業外の時間も、いつも誰かが来てくれていました。

ラオスの人達は、孤独を嫌います。それに友達の友達は自分の友達のような感覚だと思います。なので、初対面の人とでもすぐ仲良くなっている印象です。
日本人はご飯を一人で食べることに抵抗はないと思います。私も日本にいる時は、一人でご飯を食べることは普通でしたし、社会人になったら仕事内容によっては、昼ご飯を食べる時間は、日によって違うと思います。ですが、このラオスに居る間は一人で昼ご飯を食べることがほとんどありませんでした。皆で昼ご飯を食べて、昼寝したり、話したり。日本語の先生が忙しい日は、他の教科の先生や生徒が心配して来てくれたりしました。
初めは、気を使わせて申し訳ないと思ってばかりでしたが、今は一緒にいる。それだけでもとても意味があることで、大切な日常だったと思います。

先生たちと日本語パートナーズの写真 1
先生たちと日本語パートナーズの写真 2
先生たちと日本語パートナーズの写真 3
集まりがある時は、いつも声をかけてくれます!
昼寝をしている先生の写真
先生の昼寝の様子。皆こんな感じで寝ます。

その他にも、例えばラオスで帰国前報告会(日本語パートナーズは帰国前に派遣国で自分の活動を発表します)をする際には、私がラオス語で15分発表できるようにと、生徒達は放課後まで残って一緒に原稿を作ってくれたり、ラオス語の指導をしてくれたりと、何かをする時はいつも誰かが応援をしてくれていていました。

帰国前報告会で発表している日本語パートナーズの写真
発表会の様子。

頑張る時も一人じゃなくて良いんだと思いました。そして彼らは穏やかに温かく手を差し伸べてくれました。そんな風に私もなりたいと思います。

バーシーの儀式の写真
バーシーの儀式です。お祝いごとの時や、旅立つときに行います。
手に一本ずつミサンガ?のような糸を巻きながら、お祝いの言葉や幸せを願う言葉などをかけてくれます。ラオス人の優しさが出ている文化だと感じました。

ラオスで日本と違う習慣などに驚くこともありましたが、誰かがいつも傍にいてくれる習慣の心地よさに慣れてしまってこれから日本で少し不安です(笑)。もうすでに、生徒と先生に会いたくてたまらないです。
そして離れてからも励ましてくれた日本の友人たち、家族をこれからも大切にしていきたいとラオスの人達に気付かせてもらいました。

空港での記念写真
空港に見送りに来てくれました。
Writer
ラオス ビエンチャン
八田 凪砂さん

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