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ジョホールバルの歩き方

今回は私の任地ジョホールバル(Johor bahru 通称:JB)の魅力を写真と共に紹介します。
JBはマレーシアの南端にあるジョホール州の州都です。シンガポールと橋で繋がっており、毎日多くの人が陸路で両国を行き来しています。
マレーシアと言えば主にマレー系、中華系、インド系から成る多民族国家ですが、ここJBは国境に位置している為、まさに3つの文化の調和を肌で感じることができます!そして日本のサッカーとゆかりのある場所でもあります。

初めに、シンガポールとJBをつなぐJBセントラル駅付近の様子です。

JBセントラル駅前の写真
左の建物がJBセントラル駅、右側がCity Squareという大きなショッピングモールです。JBは交通量がとても多く、セントラル駅周辺はシンガポールナンバーの車が沢山走っています。特に週末の夕方は、シンガポール方面が大渋滞となります。

次に、JBでとても有名なモスクです。暫く改装工事をしていていたのですが、幸運な事に先日工事が終わったようです!

スルタン・アブ・バカール・モスクでの写真 1
白壁と青い屋根がとても美しい木造のモスクです。建物の作りはヨーロッパの雰囲気を感じさせます。イスラム教ではない私がお祈りをする為の部屋に入ることはできませんが、外観を眺めたり写真を撮ったりするだけでも訪れる価値のある美しさでした。
スルタン・アブ・バカール・モスクでの写真 2
南国の雰囲気が漂っています。こちらのモスクは丘の上に建てられている為、ジョホール海峡の向こうにシンガポールを眺めることができます。この日は天気が良く、沢山の人が写真を撮っていました。この素晴らしい景色、夕日の時間に来たらすごくロマンチックだろうなぁと思いました。

モスクのすぐ横にはジョホール動物園があります。ヘビを首に巻いたり、乗馬体験もできます。

ジョホール動物園の料金所の写真
入場料は驚きのマレーシアリンギットRM2(約60円ほど)でとても安いです!

そしてこちらは、ガラステンプルというヒンドゥー教のお寺です。

ガラス寺院を外から撮った写真
世界最古で且つマレーシア唯一のガラス寺院だそうです!写真を撮ったり、中に入ったりするにはRM10を払います。
ガラス寺院内部の写真
建物の中にはヒンドゥー教だけでなく、不思議な事に仏教やキリスト教の神様の像も飾ってありました。お寺の中でも様々な文化が調和しているのは、多民族国家マレーシアならではでしょうか?

建物の中の天井・壁・床は殆どがガラスでできており、とても輝いています。輝きすぎて目がチカチカするほどです。この独特なキラキラした空間は、まるで別世界に来たように感じました。

JBセントラル駅から少し歩いたところに中華街もあります。

中華街のナイトマーケットの写真
チャイニーズニューイヤーのお祝いの時期には、この周辺で盛大なパレードがありました。近くには博物館があったり、古い町並みの中にもお洒落なカフェが所々並んでいます。またちょっとしたWall artもあります。夜はJBで一番大きなナイトマーケットになり賑わいます。

こちらは日本のサッカーファンの方にはお馴染み「ジョホールバルの歓喜」の舞台となったサッカースタジアムです。

サッカースタジアム内にある展示の写真
現在ジョホールバルの歓喜ギャラリーという展示をしており、日本サッカーの歴史や写真が飾られていました。スタジアムの壁の一角に、JDT(ジョホール・ダルル・タクジムFC)のチームと日本サッカー協会のロゴが並んでいます。お洒落なWall artみたいで個人的にとてもお気に入りスポットです!
サッカースタジアム内部の写真
左手奥に見えるゴールに当時の日本代表が決勝点をあげ、日本のサッカー史上初めてのワールドカップ出場を決めたそうです!ラッキーゴールと呼んでいるそうです。自分は日本人だと話すと、スタッフの方が親切に色々な事を教えてくれました。ちなみにこのスタジアムの芝生を管理しているのは日本人の方だそうです。

なお、このJDTはマレーシアサッカーリーグを5年連続制覇している超強豪クラブだそうです。

最後は、マレーシアの伝統工芸「バティック」の色付け体験ができるマレー文化村です。

色付け前の「バティック」の写真
職人の方が専用の木綿の生地にろうを使って下書きの模様を描きます。
日本語パートナーズが色付けした「バティック」の写真
そこに絵具と水で色付けをする体験をしました。とても楽しくて夢中になり、気が付けば2時間経過していました!

この文化村では、他にもマレー舞踊を教えてもらえたりマレー楽器の演奏を聴くこともでき、色んなマレー文化を体験できます。
マレーシアの多文化を感じることができるJBは私にとってすごく興味深い場所です!また、現在都市開発が進んでおり、新しいコンドミニアムやショッピングモールが続々とできています。まだまだ新しい発見がありそうで、毎日ワクワクしながら過ごしています。

Writer
マレーシア ジョホール州
勝野 幸子さん

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