こんにちは!チャチューンサオ県に派遣されている、望月遥奈です。私は公立の中高一貫校である、ベンジャマラートランサリット3チャナソンサーンウィッタヤー校(通称・ベン3)で活動しています。生徒数400人強の比較的小さな学校です。
赴任して間もない時から、生徒たちはすれ違う度に「こんにちは」と挨拶をしてくれます。先生!先生!と呼んでくれる生徒たちは、とても可愛いです。
赴任して1か月半、タイで生活することで感じたことがあります。それは、家族をとても大切にしているということ、そしてその気持ちを表すことへの恥ずかしさが全くないということです。日本だと、家族=一番身近な存在なので、それに甘えてつい対応が雑になってしまいます。特に中高生の年代では家族と外出することや、ましてや「ありがとう、大好き!」と家族に感謝の気持ちを表すことはなんだか照れくさい気持ちになってしまい、他の人の前で家族に関する話はあまりしないような気がします。
ですが、タイは違います。身内も含めて目上の人を尊重する精神が影響しているのでしょうか、家族を尊敬し大切にしていることが伝わってきます。
たとえば、学校の先生方に誰と住んでいるか聞くと、両親、または子どもと同居している場合が多かったです。親戚も近くに住んでいて、困った時はお互い助け合っているのだそうです。一番驚いたのは、七夕の文化紹介で生徒に願い事を書いてもらうと、「家族が健康に暮らせますように」と書いた生徒が多かったことです。私が中高生の時は「恋人ができますように」か「成績が上がりますように」といった、自分の願い事しか書かなかったような⋯⋯(笑)家族思いの生徒から学びました。
タイの家族のあり方を見て、私も日本語パートナーズに挑戦することに理解し、応援してくれた家族にありがとうを言いたくなりました。家族のみんな、ありがとう!