私が赴任しているシーヤーヌソーン校のM6(高校3年生)には、5月から着々と日本に行くための準備を頑張っている生徒がいます。私はビームちゃんと呼んでいます。
ビームちゃんは「日本の次世代リーダー養成塾」というプログラムの参加者に選ばれ、今月下旬から2週間日本に滞在することになっています。日本では、日本人高校生やアジア各国からの参加者たちとの共同生活。日本語漬けの2週間を送ることになります。
M4(高校1年生)から日本語の勉強を頑張ってきて、これまで多くのコンテストで入賞したり、JLPTのN2に挑戦していたりと、日本語がとても上手なビームちゃん。しかし、日本に行ったこともなければ私が赴任するまで日本人と話したこともなかったのだそうです。
そこで、日本語を話すのに慣れさせたいというCP(カウンターパート)の先生からの提案で、私が赴任した5月下旬から放課後に毎日1時間、ビームちゃんと会話の時間を設けていただいています。
会話の内容は毎日いろいろ。食べ物や学校生活など、日本のこと、タイのことを教えあったり、彼女が書いた日本語の作文を一緒に直したり、最近は、参加するプログラムの事前課題を一緒に頑張ったりもしています。
初めの頃はゆっくりわかりやすい言葉を使って話すよう心がけていましたが、今では私が日本の友人と話すように話しかけても理解できることが多くなってきました。努力家な彼女の日本語力には日々驚かされるばかりです。
タイについて教えてもらえたり、日本語の使い方を再確認できたりと、気づけば私にとってもビームちゃんとのおしゃべりは毎日の楽しみのひとつになっていました。
ビームちゃんの出発まで残り2週間ほど。いつも落ち着いている彼女より、私の方がソワソワしているかもしれません(笑)。日本での大きなチャレンジが楽しいものになるよう、私もできる限りのサポートをしていきたいです。
ビームちゃん、がんばれ!