こんにちは。ブルネイの野口です。
ブルネイは南シナ海に浮かぶボルネオ島(※)の一部を国土としています。
そのブルネイを含むボルネオ島には、他の地域にはない動植物が生息しており、ブルネイ生活の中でもその一部を感じることができます。
(※)正確には南シナ海、スールー海、セレベス海、ジャワ海の4つの海に接しています。
首都バンダル・スリ・ブガワンを流れる広大なブルネイ川ではリバークルーズを楽しむことができ、クロコダイルやボルネオ島固有種で絶滅危惧種にも指定されているテングザルを見ることができます。
今回は、実際にリバークルーズをして撮った写真を少し紹介します。
ブルネイ川を少し上った森の中に、テングザルの群れがいました。民家からさほど遠くない場所で、普通に野生のサルたちが生活していることにびっくりですよね……!
ボートの操縦士さんの話によると、テングザルは温厚で、争いを好まない性格だそうですが、この時ばかりは威嚇をしてきました。
これは、ボートの発着場がある場所から少しテンブロン地区の方向へ行った時の写真です。川岸にはクロコダイルが顔を覗かせ、日向ぼっこをしていました。
目で確認できたのは顔の一部分だけでしたが、容易に身体の大きさが想像できるほど、それはそれは大きなお顔でした。
体長は2メートル……いや、3メートル近くあるのではないでしょうか……。
こんな巨大生物が近くの川の中にいるなんて、想像するだけでゾっとしますね……。
ブルネイでは、他にもメガネザルもいるそうですが、こちらはなかなかお目にかかることは難しいようです。
帰任するまでに1度でも見られたら……これもまた思い出の1つになりそうです!