サバイディー!(こんにちは!)
ラオスに派遣中の安田です。
今回は、学校で感じる人との「距離感」を考えてみたいと思います。
先生と生徒、男と女、大人と子ども。日本で生活する上で距離感ってとても大事ですが、ここラオスにも距離感は存在するのでしょうか?
先日、同僚の先生から「結婚式に行きましょう」と誘われました。「誰の結婚式ですか?」と何度聞いても教えてくれません。
「もしかして先生の誰かがサプライズで結婚するのか?」と思い行ってみると、会場の新郎新婦は……全然知らない人でした。
どうやら同僚の先生の親戚だかの結婚式だったのですが、ラオスでは知らない人の結婚式に行くのは普通だそうです。友達の友達はみな友達。
別の日、「休みの日にバレーをしましょう」と誘われました。遊びだと思い「いいですよ」と返事をして行ってみると、そこは教職員バレーボール大会の会場。いやいや、話が違う……。でも先生たちは他校の先生とも非常に仲が良く、そんな交流試合にぜひ一緒に参加したいと思ってくれたようです。
先生たちは私を昔からのチームメイトだったかのように受け入れてくれて、試合も3試合フル出場させてくれました(させられました)。
またまた別の日。
放課後、何だか外が慌ただしいなと思いふと見てみると……
突如、「先生チーム」対「生徒チーム」で綱引き大会が始まっていました。
先生たちは一切手加減をすることなく生徒チームをコテンパンにやっつけて、勝った瞬間は信じられないくらい絶叫していました。
こういうことを定期的に行なっているせいか、先生と生徒の距離は非常に近いように感じます。
他にも、
球技大会の時の応援の位置が近すぎたり、
寝ている新生児の隣で賭けトランプに興じたり。
結果、「ラオスに距離感は存在しない」という解が出ました!
反面ラオスという国でラオス人と生活することで、物理的な距離感と精神的な距離感は比例するんだなぁと日々実感しています。