みなさんこんにちは!タイ北部スコータイに派遣されている椎葉です。
今回はスコータイに来た際は是非体験していただきたい、サンカローク焼という焼き物について紹介します。
スコータイはタイ族による最初の王朝が開かれた歴史ある街として有名ですが、遺跡だけでなくサンカローク焼という焼き物も有名です。このサンカローク焼は、江戸時代に日本にも輸出されていたそうです。そんなサンカローク焼の絵付け体験が出来る、ということを聞きCP(カウンターパート)の先生が赴任校の隣町である、シーサッチャナーライという街にある工房へ連れて行ってくれました。
まずは好きな柄を考えます。ちなみにサンカローク焼で有名なのは魚の柄だそうです。下書きが終わったら、実際に筆で書いていきます。なんだかとても緊張しました。
黙々と絵を描いている途中には工房の方が大量のパイナップルを持って来てくれたり、冷たい水を出してくれたりと、ここでもタイの人の優しさを感じました。
絵付けを体験した後は陶芸も体験しました。ほとんど初めての挑戦で、何度やってもなかなかお手本で見せてくれたおじいさんの様に水平に作ることは難しかったです。結局、私には難しすぎたので……粘土を手でこねて象を作ることにしました。途中、どこからか近所の子供達もやって来て、みんなで粘土をこねて作ったものを見せ合ったりして、タイのゆったりとした時間の流れを感じました。
粘土で作った象と絵付けをしたお皿は後日、焼き上げてもらい、完成したものをおじいさんが持って来てくれました。一緒に行った他の外国人の先生たちとワクワクしながら包みを開けるのはとても楽しかったです。
みなさんも、スコータイの歴史、そしてタイの人の温かさも感じられるサンカローク焼の絵付け、ぜひ体験してみてください!