フィリピンでの生活も5か月を過ぎ、今ではすっかり慣れました。そんな私が、フィリピンで一番好きなところ。それは、フィリピンの人たちの心の『温かさ』です。
「世界一のホスピタリティ」とも言われることもあるフィリピン人。人が大好きで親切な人が多いです。そして、自分が大好きで明るく元気。「なんでこんなに他人に優しく出来るのだろう?」と疑問に感じる時もありますが、それはきっと「自分を愛しているから他人も愛することが出来るのだろうな」と推察しています。
他人にとても親切なフィリピン人の人たちは、時に日本人には驚くくらいの親密な距離感で接してくれる時もあるかもしれないと派遣前研修で聞いていましたが、日本での生活や仕事をしていく上での人への接し方と変わらずに活動することができていると感じています。日本語パートナーズの活動は、現地で日本語を教えているカウンターパートの先生のサポートをすること。現地の方々の中に入り込み、コミュニケーションをとって活動をしていくことが求められますが、異文化を感じることはあっても、基本的には日本で行ってきたコミュニケーションの取り方と変わらないことに安堵しています。
学校の活動以外の日常生活においては、登下校で顔見知りになった人たち、いつも行くお店の店員さんなど、たくさんの人たちが「くに!」と笑顔で声を掛けてくれます。活動後疲れた時、台風で外出できず心細い時、彼らが近くにいてくれるから大丈夫と、常にやさしさに包まれているような気持ちで生活しています。
そして、1番気になるのは生徒との『距離感』。純粋で心優しい生徒たちからの毎日の「くに先生-」というたくさんの声。彼らは可愛いだけではなく、住居前まで送ってくれたり、物を持ってくれたり、天気が悪い日は「先生、大丈夫?」とメッセージもくれます。そんな立場をわきまえた謙虚で思いやりのある彼らの距離感から学ぶところが多くあると、日々感じています。