こんにちは。タイ東部チャンタブリーで活動している大竹春菜です。
先月、日本からスペシャルゲストが学校に来てくれました。私の大学からの友人です。彼女とともに、高校3年生のクラスと日本語クラブで日本文化特別授業をしました。今回はその様子をご紹介します。
私は大学時代、日本伝統芸能の団体に所属して、津軽三味線や踊り、箏などといった伝統芸能を学んでいました。タイでもぜひ紹介したいと思い三味線を背負ってチャンタブリーに来たのですが、なかなか機会を見つけられず……。団体の同期である友人が遊びに来るタイミングで、文化紹介をしたいですと先生にお伝えして実現しました。
まずは三味線と踊りを紹介しつつ、友人に披露してもらいました。大学卒業後もプロの舞台に出演している彼女の演奏や扇子を使った本格的な踊りに、生徒の目はくぎづけでした。三味線の音の大きさに目を丸くしていたり、真剣な表情でカメラを構えていたり、楽しそうに手拍子をしていたり、いろいろな反応を見ることができました。
次はいよいよ体験コーナーです。北海道の「ソーラン節」の太鼓のリズムと、沖縄の「安里屋ユンタ」の手踊りを体験しました。
南中ソーランは踊ったことがある生徒たちですが、古いソーラン節を聞くのは初めて。ですが、三味線と唄に合わせて太鼓のリズムを叩きながら、「どっこいしょ、どっこいしょ」というお囃子まで元気に言ってくれました。
沖縄民謡の安里屋ユンタはリズムがゆっくりで振り付けも難しくないので、数回の練習で踊れるようになってしまいました。楽しそうに踊ってくれて、嬉しかったです。
大学時代に学んだことをタイで生徒と一緒に楽しむことができて、とても幸せでした。活動の中身を充実させてくれた強力な助っ人にも感謝です。「これからもこういう文化紹介をお願いします」と先生に言っていただけたので、残り期間も楽しく頑張りたいです。