わたしの学校では11月末に運動会がありました。タイの学校行事の中でも一番大きなイベントです。中高生を6つのチームに分けチーム対抗でサッカー、バスケットボール、バレーボール、リレー、短距離走などを行います。スポーツだけではなくパレードやダンス、応援団、チアリーダーなども各チームで競います。
日本と違うなあと思ったことは、得意な人が得意種目に参加するところです。サッカーが得意な人はサッカーをしたり、絵が描くのが得意な人は看板の絵を描いたり、Tシャツのデザインをしたり、ダンスが得意な人はダンスをしたり個々の得意分野を生かします。
日本のように全員でリレーをしたり、全員でダンスをするなど全員でそろって何かするというのはありませんでした。運動会のやり方も学校教育も国によって本当に様々だと、タイの運動会やタイの学校生活を見ていて思います。それぞれの国でそれぞれのやり方があり、違いを知ることは時に大変でもあるけれど、やっぱりおもしろいなぁと思います。自分の中の「こうあるべき」がどんどん崩され、自分の枠を広げてくれます。
楽しそうな学生たちの笑顔をみて、高校生の頃の自分を思い出しました。青春真っ只中の彼らと一緒に時間を過ごせるなんて本当に貴重な経験をさせてもらっていると改めて感じました。