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チルボンってどんな町?

みなさんこんにちは!チルボンの有田祥子です。
4か月近く生活していると自分の町に愛着が沸いてくるもので、私はチルボンが大好きです!
しかし、「チルボンって何があるの?」「チルボンって結構田舎でしょ?」なんて言われることもしばしば……。なんか悔しいなあと、もどかしさを覚えていました。
そこで今回は私の町、チルボンの魅力をお伝えしたいと思います!

チルボンのモニュメントの写真
チルボン(Cirebon)の魅力をお届け

まず、チルボンは西ジャワと中部ジャワの境にある港町で、かつては東西交通の要や文化の交流地として栄えました。
中国の王妃が多くの美術品を伝えたとされており、現在もチルボンには中国文化が色濃く残っています。
また、とっても暑いことで有名です!いつも汗が噴き出ます。

そんなチルボンの魅力の1つ目は、料理です!
郷土料理はナシ・ジャンブランと言って、葉の上に好きなおかずを乗せて食べます!
チルボンは多くの文化や人種が混在しているため、混ぜるのが好きなようです。
他にもナシ・レンコやウンパル・グントンが伝統料理です。
また、チルボンはマンゴーとエビの町としても有名です!

沢山並んだ料理の写真
郷土料理ナシ・ジャンブランの写真
郷土料理のナシ・ジャンブラン(Nasi Jamblang)
意味は「混ぜ混ぜごはん」です!たくさん種類があるおかずから好きなものを選び、ご飯と一緒に食べます。
料理ウンパル・グントンの写真
Empal Gentong(ウンパル・グントン)
カレー風ビーフスープで、よくご飯と一緒に食べます!
ココナッツの風味が効いていて、とってもおいしいです。
マンゴーの写真
マンゴー大国チルボン
生徒からのおすそ分けでたくさんもらいます。

そして、2つ目は観光地です!
車で15分ほど走れば、遺跡や宮殿、海に行くことが出来ます!
カウンターパートの先生と娘さんと一緒に、たくさんチルボン内を回りました!

遺跡で撮影した記念写真
遺跡/Goa Sunyaragi
宮殿で撮影した記念写真
宮殿/Keraton Kesepuhan

そして最後は、バティック(インドネシア伝統のろうけつ染布地)です!
バティックは2009年にユネスコ世界無形遺産にも登録されました。
チルボンはそんなバティックの代表的な産地で、ろうけつ染め体験もできます!
運が良ければ、その隣で伝統舞踊のタリ・トペンも見ることが出来ます!

色々な柄のバティックの写真
バティック(Batik)
様々な模様があって、見るだけでもワクワクします!
ろうけつ染め体験で完成した手書きバティックの写真
ろうけつ染め体験/Batik Trusmi
これはバティック・テュリス(Batik Tulis)という、手書きのバティックです。
チャンティン(Canting)という道具で溶かした蝋を下書きの上にのせます。
そして染色したあと熱湯に入れ、のせた蝋を溶かして乾燥させます。
蝋をのせた部分は染色されないので下書きの柄ができあがります!

先ほど記載したように、チルボンは中国文化から多く影響を受けていることから、チルボン独特のバティック模様が生まれました。
それは「メガ・ムンドゥン」という雨雲の柄です!
チルボンのシンボル柄にもなっていて、町の至る所に描かれています!

雨雲の柄のモニュメントの写真
町の標識やモール、学校などなど様々な場所にあります! チルボンに来た際はぜひ探してみてください。
伝統的舞踊の写真
タリ・トペン(Tari Topeng)
トペン(Topeng)という仮面をつけて踊る、チルボンの伝統的な舞踊です。
衣装にもメガ・ムンドゥン柄が入っています。
メガ・ムンドゥン柄のバティックを着た有田さんの写真
メガ・ムンドゥン柄のセットアップバティックを作りました!
バティックの布から、浴衣の仕立ても企画中です。

少しでもチルボンに興味を持ってくださる方が増えることを願って!

Writer
インドネシア 西ジャワ
有田 祥子さん

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