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毎度ばかばかしい話を一席

こんにちは。ベトナムのダナンに派遣されている中野弘則です。今回は、先日、高校の授業で生徒が落語に挑戦しましたので、その時の様子を紹介したいと思います。
まず最初に、パワーポイントを使って落語が古くから日本に伝わる伝統的な話芸であること、舞台の上で座ったまま一人で演じること、使う道具は扇子と手拭いだけだということ、したがって聴く人が頭の中で場面をイメージすることが大切なことなどを説明しました。次に実際に、「やさしい日本語落語」の動画を見てもらいました。これで、落語がどんなものか理解できたところで、生徒達に落語を演じてもらうわけですが、実際の落語は長すぎて難しいため、あらかじめ短い小噺をいくつか用意し、プリントを配りました。

そして、落語を演じる際の注意点として、次のような点を説明しました。
①生徒達が教科書で習う日本語と日本人が普段使う話し言葉は違うということ。
例えば「はい、新しいカレンダーが欲しいです。」(教科書で習う日本語)は、「うん、新しいカレンダーが欲しいの。」(日本人の話し言葉の日本語)といった具合です。
②一人で複数の登場人物を演じ分けるためには、人物によって声のトーンや話し方、顔の向きや仕草などを変えること。
雰囲気を出すために出囃子と法被も準備しました。

いよいよ生徒達による落語です。しかし、正座が苦手らしく男子生徒のほとんどが立膝のまま、しかもプリントから目を離そうとしません。それでも皆、照れながらも一生懸命に演じてくれました。CPの先生(ベトナム人日本語教師)も生徒の演技にダメ出しや突っ込みを入れて、場を盛り上げてくれました。おかげ様で楽しい授業ができました。これをきっかけに、生徒達が少しでも日本の伝統芸能に興味を持ってくれたら嬉しいです。

プリントを見ながら落語に挑戦する男子生徒の写真
寝転がった落語を披露する女子生徒の写真
お辞儀をして落語を披露する生徒の写真
手を広げて落語を表現する生徒の写真
Writer
ベトナム ダナン
中野 弘則さん

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