みなさんこんにちは。チルボンで活動している有田祥子です。
私のインドネシア生活も、残すところあと1か月となってしまいました。
そのため最近は自分に出来ること、自分にしか出来ないことで「何か」を残したいと強く思うようになりました。
私の派遣先校の1つは専門高校です。経理、家禽(かきん:鳥類に属する家畜のこと)、自動車など様々な専門分野に分かれており、その1つに「農業」もあります。
実は、私は大学で温室のシステムを研究していたので、農業に関する勉強もしていました。
うっすらと1人で、何か農業に関する授業が出来たらいいなと思っていたのですが、光栄なことに、農業の先生方からも「日本の農業について講義してほしい」と要望があり、セミナーが実現することになりました!
テーマは「農業の未来」
インドネシアと日本、農業の将来について共に考えることが目的です。
このセミナーをするにあたり、伝えたいことは何か?生徒たちに何を考えてほしいか?
たくさん悩み、話し合いもしました。
ただ日本の農業について一方的に話すのではなく、インドネシアではどうか?自分はどう思うか?という、生徒自らが自国の農業について考えたり、質問を投げかけ合ったり、そんな時間をたくさん設けたいなと思いました。
今回講義をしたのは、私たちが授業を持っていない1年生たちでしたが、CPの先生も喜んで協力してくださりました!日頃のチームティーチングの成果が出て、スムーズに進めることが出来ました!
日本語教育と農業、一見すると全く関係のない分野ですが、日本語パートナーズの活動の中で見事に繋がりました。
文化紹介だけではなく、自分の専門分野も活かせることができて嬉しかったです。
そして何より、生徒が本当に真剣に話を聞いてくれていたのが嬉しかったです!
生徒一人一人が考えてくれたことがきっかけとなり、農業の将来が明るくなることを願うばかりです!