皆さんはインドネシアの北スラウェシ州北ミナハサ県を知っていますか?
北ミナハサ県はアルファベットのKの形をしたスラウェシ島の最北端にあります。
海も山もある風光明媚な所ですが、ほとんどの日本人が知らない、もしかしたら一生行くことのない土地かもしれません。
そんな北ミナハサ県に派遣されて私が驚いたことの1つが、ほとんどの日本人が訪れることのないこんな所にも「日本のファン」が沢山いるということです。
日本語を学んでいる高校生や大学生に加え、学校で日本語の授業はないけれどアニメが好きな学生、日本に住んでいたことがあり流暢な日本語を話す近所のおじさんやおばさん、日本車を愛用しているオンラインタクシーの運転手など、この日本語パートナーズとしての活動中に色んな人と出会いました。
その中で印象的だったのが、将来日本へ行きたいと言っている若者が数多くいたことです。中には数か月後に技能実習生として日本へ行くことが決まっているという人もいました。そして彼らは総じて目を輝かせながら日本への憧れを語っていました。その姿はまさに日本のファンでした。
この日本語パートナーズとしての活動の目標の1つは日本のファンを増やす、ということでした。私も派遣先校やイベント等での活動を通じて少しはファンを増やすことができたかと思います。 しかし日本のファンとなってくれた人たちが念願叶って日本に来たその後もファンでい続けてくれるようにしなければ、本当の意味で目標を達成したことにはならないなとこの地での活動を通じて思いました。彼らには日本でも笑顔でいて欲しいと心から思います。
だから、私はこのインドネシアでの経験を活かし、帰国後も日本国内で日本のファンを増やす、そしてファンとなってくれた人たちを言語や生活面でサポートする活動を続けていきたいと思っています。
日本でも多くの「日本のファン」の笑顔と出会えることを楽しみにしています。