私は休日を利用してインドネシア語を教えてくれているアニタ先生ご一家と、インドネシア駐在員の家族、そして日本語パートナーズ(NP)の有志とで、バンドゥンへ1泊2日の旅行へ行きました。
朝5時にガンビル駅(ジャカルタ)に集合し、バンドゥンに向けて出発。車内販売で買ったコーヒーを飲みながら車窓からの景色を楽しみました。田植えをしている光景、しばらくすると稲を刈り取った田んぼの景色。ジャワ島は高温多湿なため、稲作は3期作です。
3時間の列車の旅でバンドゥン駅に到着し、車でジャワ島最大級の火山タンクバン・プラフ山火口へ。クレーターの形から、スンダ地方の伝説「サンクリアン物語」が生まれました。先生のご主人からスンダ人の頭飾り「TOTOPONG」を頂き、旅行中ずっと被っていました。
次に向かったのが、インドネシアの露天風呂です。私の住居にはシャワーしかないので、久し振りの湯船は気持ちよかったです。
翌朝、第1回アジア・アフリカ会議が開催された会議場へ。第2次世界大戦後の1955年4月に植民地支配から独立したアジアとアフリカ29ヶ国の代表が集まり、その後の反植民地主義運動に大きな影響を与えた、記念すべき会議です。
ウジョ竹楽器小屋では、スンダ地方独特のゴレック人形劇、各民族の踊り、アンクルン演奏を見学した後、全員でアンクルン演奏を体験しました。アンクルンは、竹製の伝統楽器で揺すって音を出す打楽器です。2010年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。
私たちはアニタ先生のご親戚のお宅にお邪魔させて頂きました。奥さんはニューヨーク生まれ。インドネシアの方と結婚され、以来35年間インドネシアに住んでいます。彼女は10代の頃、日本にも住んでいたこともあり、興味深く話をお聞きました。
帰りも列車でジャカルタへ。途中2度の停電で列車は止まりましたが、無事にジャカルタへ帰宅しました。
この2日間の旅は、インドネシアの自然、文化、歴史、生活などを知る良い機会となりました。