今回は、「インドネシア財務省国税総局日本語教室」について報告します。「財務省国税総局」は、日本の国税庁にあたる組織です。この国税総局の職員の希望者対象に、当地のJICAと日本の国税庁が共催で日本語教室を開催しました。
Beginner Courseは2019年の9月から11月まで、計11回。Upper Beginner Courseは2020年1月から2月まで、計7回。毎週木曜日の5時~6時の1時間だけの教室です。参加した職員は、20代から40代前半までの30数人。
教室の先生は、日本語教師の資格を持っている日本人の先生2人が、ボランティアで担当していました。2人ともとても素敵な先生です。私たち日本語パートナーズ(NP)は先生のアシスタントとして、5~6人の班に入って質問に答えたり学習の援助をしたり、時には気持ちを入れてリスニング原稿を読んだりしました。「友だちに会う」と「友だちと会う」の違いを質問され、タジタジになったこともありました。
Beginner Courseは11回でしたが、授業は5回、それ以外は文化交流や生徒の日本語での発表にあて授業回数は多くありませんでした。しかし、1回の授業内容は多くスピードが速い。消化できるかなと心配になりましたが、国税総局の職員は大丈夫でした。記憶力・理解力・推察力がとんでもなく優れていて、この内容・スピードを負担と感じてなかったみたいです。
最後の「発表」の内容は「自己紹介」で、名前・仕事・住居・家族・好き嫌い・得意不得意・休日の過ごし方などです。浴衣を着てみんな上手に発表していました。文化交流は、和太鼓と書道をやりました。
Upper Beginner Courseの最後の「発表」は、お気に入りの写真をインスタにアップするという体で実施。発表内容のレベルの高さに感心させられました。この日本語教室を通して、日イ交流を広げることができたかなとも思っています。