みなさん、サテというインドネシア料理をご存知ですか。鶏や山羊などを串に刺して焼いたもので、甘めのソースなどでいただきます。私が大好きな料理のひとつで、サテの屋台の前を通りかかるとつい誘惑に負けてしまいます。
日本語クラブの生徒から「日本にサテはありますか?」と聞かれ、日本のサテ・焼き鳥を紹介しました。カウンターパート(CP)の先生方と話し合った結果、ただ焼き鳥を作るのではなく、日本語の練習も行うことにしました。
材料の名前、「ひとつ、ふたつ…」という数え方、「〇〇と〇〇をください」という表現を最初に教えました。
その後、2人1組で日本語の練習。1人が「鶏肉ふたつとトマトをひとつください」などと言って、もう1人がその材料を渡すことにしました。
それぞれもらった材料を串に刺して、どんどん焼きます。
インドネシアの調味料で作ったたれ、塩、こしょう、ライム、などを用意しましたが、圧倒的な人気はたれ。私は塩、こしょうにライムを絞るのが好きですが、ごく少数派でした。
ここでもうひとつ、日本のじゃんけんを紹介。勝った人が余った焼き鳥をもらえることにしました。
実は、今までの活動で気になっていたことがあります。料理などの日本文化の紹介は楽しいのですが、日本語の練習と結びつけるのが難しいなと感じていました。今回、文化紹介と日本語の練習、両方が無理なくできて良かったと思います。
そして、この学校の日本語クラブでの活動は、残念ながらこれが最後。ハートの折り紙のメッセージカードを渡しました。楽しい活動ができて、良い思い出となりました。