ハノイの鎌田です。Dạy Tốt – Học Tốt(教え方が良いと生徒はよく学ぶ)。これは私の派遣先中学校の校訓であり、私が日本語パートナーズの活動を行う上で目標とした言葉です。
私には、カウンターパート(CP)の先生が教えた日本語の定着活動が期待され、教科書のテーマが例えば日本の生徒ならば日本の学生服を紹介するなど、生徒と一緒に楽しく勉強しました。
次の写真は派遣先の高校のChu Văn An先生の言葉であり、「学問を軽視する国が良くなると聞いたことはありません」という意味です。CPの先生は生徒の自主性を重んじた指導を行い、生徒はChu Văn An先生の言葉を踏まえて主体的に学んでいました。
テト(旧正月)が終わり生徒との再会を楽しみにしていましたが、新型コロナウィルスの影響により学校が休校になりました。2月末までは、3月になれば授業が開始されるだろうと考え、来月の活動では「日本の卒業式」を紹介し、生徒と一緒に学んだ記念として卒業生全員に卒業証書を手渡そうと準備を始めました。
ところが、休校期間が1週間また1週間と延長になり、私は学校や公園に行きましたが、生徒の姿はありませんでした。
日に日に状況が悪化し、3月末に私達は一時帰国することになりました。私は、お世話になったCPの先生に連絡したところ、CPの先生が「日本語パートナーズ離任式」を開いてくれました。
仲間の先生も私の離任に駆けつけてくれたおかげで、お世話になった先生方と一緒に、日本語パートナーズの卒業写真を撮ることができました。
残念ながら生徒には会うことができませんでしたので、一緒に学んだ記念として、CPの先生に「生徒への感謝状」を託しました。
日本語パートナーズの経験は、私の貴重な宝物です。皆さんの笑顔は忘れません。
「さよなら」は言いません、必ずベトナムに戻ります。こんな私の気持ちを現した素晴らしい別れの言葉があります。Hẹn gặp lại một ngày gần nhất .(また会いましょう)