はじめまして。台湾屏東県派遣の縄田です。潮州高校で活動する日本語パートナーズ(以下、NP)としては3代目です。どうぞよろしくお願いします。
NPに応募する前から、歴代先輩方の「今月の日本語パートナーズ」を読み、また派遣されてからも一緒に派遣前研修を受けたNPたちの記事を読み、「どんなことを書いたらいいのだろう...。」と悩んでいたら、あっという間に半年が過ぎ、そして「退避一時帰国」の身となってしまいました。
さて、みなさんの周り、学校、職場には、「日本語が話せない、もしくは簡単な日本語しかわからない外国の人」はいますか?
潮州高校にはいます。…私です。私は派遣前研修で初めて台湾華語(台湾の中国語)を習いました。今も私の台湾華語は初級レベルですが、半年屏東に滞在して「語学を学ぶ楽しさ」を感じられるようになりました。それまでは、NPとしての活動が充実していたのと、屏東の暑さや体調不良などから、語学を学ぶ余裕はありませんでした。
「相手の人の国の言葉が話せないから、何をしたらいいかわからない。」ということは、外国に行く側も外国の人を迎える側も、同じように感じていることではないでしょうか?私もこの半年間で、意思の疎通がうまくいかなくて困ったこともありますが、意思の疎通が十分でなくても楽しかったり、嬉しかったり、一緒に笑ったりしたことはたくさんあります。例えば「おいしい」の感じ方は、人それぞれですが、「おいしい」という感覚は、国や生まれ育った場所が違っていても多くの人がもつ感覚だと思います。何かを食べて、笑顔になる。それで「おいしい!」はおおよそ伝わります。なんて簡単なのでしょう!
「いま、日本にいてできることは何だろう?」ということを考え、NPとしての任期を全うしたいと思っています。