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離れていてもできること

派遣期間:2019年9月~2020年3月

インドネシアから帰国して早半年が過ぎましたが、私は帰国後も自分にできる活動を続けています。活動の中には自分からアクションを起こしたものもあれば、インドネシアで出会った友人や、他の日本語パートナーズ(NP)から紹介を受けて始めたものもあります。こうしたNPとしての経験や帰国後の活動が糧となり、今までよりも日本語教育に携わりたいという思いが強くなりました。

帰国後に始めた国際交流に関する活動のひとつとして、日本語を勉強する学習者たちの会話練習のパートナーをしています。10人ほどのグループでお話しするのですが、初めはパートナーとして上手く話を全員に振れず、話す人が限られてしまうことがあり多々悩みました。最近は事前に話すテーマを学習者に共有したり、日本語学習に適したサイトを活用したり、試行錯誤しながらより良い練習を目指しています。また、日本語を学習している友人と定期的に連絡をとるほか、要望に応じてオンラインのレッスンなどをしています。

情報発信の活動では、インドネシアと日本、それぞれに向けてSNSで発信しています。インドネシアに向けた発信では、実際に訪れた日本の観光地の写真に、インドネシア語の説明を添えるようにしています。日本の景色や食べ物を伝えるだけでなく、実際日本へ観光に来る際の参考になればと考えています。

SNSに投稿した伏見稲荷大社の写真
日本の観光地を紹介

また、日本に向けたものとしては、イスラム教に関する発信を続けています。元々は滞在中の貴重な学びを発信するために始めたものでしたが、帰国後も本などで知識を深め、基礎的な知識から日本のハラール店、イスラム芸術、アラビア語など多岐にわたるテーマを交えて発信しています。

SNSで発信したインドネシアの写真
イスラムに関する紹介
多岐に渡るテーマを発信できるよう努めています。
インドネシアで買った本の写真
インドネシアで買った本も活用しています!

新型コロナウイルスの影響で海を跨いだ移動が難しくなり、国同士の心の距離が広がってしまった気がしますが、離れていてもできることはたくさんあると思います。これからも自分に出来る活動を続けていきたいです。

Writer
インドネシア 西ジャワ
有田 祥子さん

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