派遣期間:2019年8月~2020年5月
ベトナムのハノイに派遣された鎌田です。
今年3月、新型コロナウイルス感染症の影響による派遣先の休校措置が長引く中、私はカウンターパート(CP)の先生と、学んだ日本語を復習するためのビデオを撮影し、生徒に配信する計画を立てていました。
1本目のシナリオが完成し、ビデオ撮影に入ろうとした日、私は国際交流基金から日本への避難帰国の指示を受けました。CPの先生に帰国することを連絡したところ、直ぐにアパートに駆けつけてくれました。 復習ビデオの配信は実現できませんでしたが、帰国後もCPの先生や生徒たちとSNSで連絡を取っていたところ、CPの先生からオンライン授業への参加の提案を受けました。(返事に Nhờ cô.(お願いします)と書くべきところ、Nhớ cô.(先生に会えないから寂しい)と打ってしまいました。笑)
こうして、9月ごろ当時のクラスの授業にオンラインで参加することができました。
生徒とは半年ぶりの再会です。しばらく会わない間に、日本語も上手になっていました。「先生、いつベトナムに来るの? ベトナム語で話してください」と日本語で嬉しい質問があり、Nếu hết Corona, tôi sẽ đến Hà Nội.(コロナが無くなったら、ハノイに行く)と答えたところ、「ハノイにはコロナが無いです」と言われてしまいました。
また、「先生、ベトナムの歌を歌ってください」とのリクエストもありましたが、知らないと答えると、生徒たちは、クラスでよく歌った ドラえもんとパプリカの歌を歌ってくれ、懐かしくて思わず目頭が熱くなりました。
写真の歌詞は7年生(日本の中学1年生に相当)が書いたものです。ひらがなの上にローマ字を書いて、日本語を覚えます。授業では教科書の勉強だけではなく、歌を歌ったり、日本のおもちゃで遊んだり、日本文化にも触れ、楽しく日本語を勉強しています。
ベトナムと日本の絆を更に深め、日本語パートナーズで巡り会った先生や生徒たちが、、ますます幸せになるよう祈っています。
Nhớ cô và các con. Hẹn gặp lại một ngày gần nhất.(また会いましょう)