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日本語パートナーズから始まったフィリピンでの3年と帰国後

派遣期間:2015年5月〜2016年3月 タイ
派遣期間:2017年7月〜2018 年3月 フィリピン

私は日本語パートナーズ(NP)に2回参加しました。1回目は大学在学中にタイで活動しました。当時は日本語教育の知識や経験などは全くありませんでしたが、タイから帰国して日本語教師の資格の勉強を始め、日本語教育能力検定試験に合格することができました。そして大学卒業後どこで日本語教師として働こうかと考えていたとき、以前からフィリピンという国に興味があり、NPの派遣先にもフィリピンがあったことや、先のタイでの経験が活かせたらという思いから、もう一度NPに応募しました。
そして再びNPとしてフィリピンの首都マニラで9ヶ月間活動し、そのあと同じく国際交流基金のプログラムである経済連携協定(EPA)日本語予備教育事業 日本語講師派遣に参加して2年間働きました。

マニラの派遣先校での記念写真
NPの派遣先校で浴衣の着付け体験

NP時代はフィリピン人の先生と2人で授業をしていましたが、EPAでは完全に1人で日本語を教えるので、ここが私の日本語教師デビューとなりました。
一クラスの生徒はフィリピン人20名で、NPのようなアシスタントではなく、教師として1人で授業を行います。最初はとても緊張しましたが、フィリピン人の生徒たちの持ち前の明るさに助けられ、楽しく授業ができました。講師室では、同僚の先生方と授業の進め方や教授法について一緒にアイディアを出しあったり、イベントを企画したりと、NPの時よりも日本語教育についてより専門的に取り組むことができた日々でした。

日本語を教える村田さんの写真
EPAで日本語教師デビュー

NP派遣事業に参加する前は、大学卒業後は社会科の教師になりたいと思っていたので、大学では社会科の教員免許を取りました。しかし今は、NP活動とEPAでの3年間の経験を経て、社会科ではなくフィリピンにいる時に勉強した英語や日本語教師としての経験がもっと活かせる英語科の教師になろうと思い、今年の10月から通信制大学に入学して英語科教員免許コースを履修しています。

英語科コースの教科書の写真
英語科コースの教科書(半セメスター分)

毎月提出のレポートに追われる日々ですが、いま改めて世界史や民族・文化について勉強をし直すと、日本とフィリピン、そして他の国々との歴史やつながりを深く知ることができて面白いです。
英語の先生になるにはまだ少し長い道のりですが、時間がかかってもまた何かに挑戦しようと思えるのもNPとEPAに参加した経験が大きいと感じています。次の目標に向かって地道にがんばります!

Writer
タイ ムクダハン     フィリピン マニラ
村田 千弥さん

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