Selamat pagi semua!(みなさん、おはようございます)
現在私が活動しているマレーシアのトレンガヌ州、みなさんどこにあるかご存じでしょうか?トレンガヌ州はマレー半島の東海岸北部に位置している、きれいなビーチで有名な州です。また、多民族国家として有名なマレーシアですが、ここトレンガヌ州では人口のほとんどがマレー系です。
日本人にはあまり馴染みがなく、いわゆる「Kampung(田舎、故郷)」と言われている地域ですが、人々の温かさであふれている素敵な場所です。
こんな田舎でも、生徒たちは日本のことが大好き。そんな生徒たちと、なかなか日本文化に触れる機会の少ないトレンガヌ州で何かできないかと、同じくトレンガヌ州に派遣されているもう一人の日本語パートナーズ(NP)と合同企画したのが「トレンガヌなつまつり」でした。
当日はトレンガヌ州内の日本語授業がある学校を招待し、2日間で合計約700名の生徒が参加しました。このまつりでは、ゆかたや書道などの体験ブース、うちわやしおり作りのワークショップブース、射的やヨーヨー釣りなどのゲームブース、お好み焼きやかき氷、カレーライスなどの食べ物ブース等、合計17ものブースを生徒たちが自分たちで用意・進行しました。他にもお弁当やひらがなカタカナ並び替え対決、Mr.&Ms.ゆかたなどのコンペティションや、日本クイズラリー、閉会式なども開催しました。
長期間となった準備段階では、スマホを使えない生徒たちとの連絡や、直前に決まる学校イベントの影響などで、困難も多々ありました。同じ学校でも日本の中学校とは異なり、やはりシステム上慣れない点も多いです。しかし、そんな不安を振り払ってくれるように生徒たちは一生懸命に準備を進めてくれました。どんな時でも生徒の笑顔は正義です。
私自身たくさんのことを学ばせていただいたこのまつりですが、特に一緒に開催まで奮闘した同期NPや、サポートしてくださった国際交流基金のクアラルンプール日本文化センター(JFKL)の方々には感謝しています。この経験を思い出に、生徒たちがこれからも楽しく日本語学習に励んでくれたらうれしく思います。