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故郷を想う-マレーシアと仙台の架け橋を目指して―

先日、宮城県内の大学生と手紙の交換を行いました。ほとんどの生徒が、初めて日本語で手紙を書きました。「~へ」で始まり、「~より」で終わる手紙の書き方を勉強しました。

また、「日本人はどんなことを書いたら喜んでくれるの?」ということで、ハリラヤの紹介、自己紹介、故郷の紹介など、テーマのみこちらから具体例を提案し、書き始めてもらいました。一生懸命書いただけに、日本からお返事の手紙が届いた時は大盛り上がりでした。手紙には、仙台の風景や食べ物などの紹介がありました。はじめて知る「仙台」に大興奮の生徒たちです。

日本語で書いた手紙

日本から届いた手紙に喜ぶ生徒

ほとんどの手紙の中に、「仙台七夕」と「ずんだ餅」の紹介がありました。そのため、「仙台七夕は、何ですか?」、「ずんだ餅は、何ですか?」と生徒たちの間で話題になりました。

ということで、授業で生徒と一緒に「七夕飾り」と「ずんだ餅」を作ることに。七夕飾りは竹を調達することができなかったので、ウォールステッカーを使い短冊を飾りました。また、ずんだ餅もすり鉢を用意することができなかったので、袋に枝豆を入れてラップの芯で叩いて潰しました。

短冊を飾る様子

枝豆の薄皮も楽しんでむいてくれました

手紙交換を通して日本語を使うことで、仙台の学生と交流ができました。さらに、仙台七夕の七夕飾りと仙台名物であるずんだ餅を作り、「仙台」を堪能しました。

派遣当初、生徒たちに「仙台」を知ってほしいという想いでいっぱいでしたが、タイミングが合わず、なかなか紹介できないもどかしさを感じる日々もありました。しかし、「日本の大学生との手紙交換」という切り口から生徒の方からどんどん仙台に関心を持ってくれました。

これを書いている今は、学校での任期は終了しています。常に生徒に囲まれて、生徒の笑顔や一生懸命な姿勢に励まされ、さまざまなことを乗り越えた7か月間でした。私にとって、Sekolah Seri Puteriの生徒たちに「仙台」を知ってもらえたということが1番の実りです。さらに、生徒の口から「いつか、仙台に行ってみたい。」という言葉を聞けたことは最高の宝物です。

最後の日に、生徒たちと学校の前で撮影した写真です
Writer
マレーシア スランゴール
横澤 萌佳さん

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