サワディーカー!タイ・イサーン(東北)地方にあるウドンターニーに派遣されている平です。
タイの学校は10月が学期間休みというところが多く、わたしの派遣先校も長期休みとなりました。生徒に会うことができず、寂しい気持ちでいっぱいです。
ですが、せっかくのタイで過ごす長期休みなので、バンコク、チェンマイ、チェンラーイを旅行しました。タイに住みながらタイ国内を旅行すると新しい体験や気づきがありました。
派遣地ウドンターニーでは、お店などの店員さんにはタイ語で話しかけられることが多いですが、旅行中は英語で話しかけられることが多かったです。
でも、わたしがタイ語で「アオ アンニー カー(これください)」、「タオライカ?(いくらですか)」などと言うと、店員さんは驚いて「タイ語が話せるの?タイに住んでいるの?」などと言ってくれることが多かったです。そこで「日本人ですが、今はウドンターニーに住んでいます。学校で日本語を教えていて、今は休みで旅行に来ています。」と自己紹介すると、大体「ウドンターニーから来た日本人」の意外性に驚かれます。この自己紹介は旅行中に何回もしたので、このタイ語には自信があります。(笑)
日本から来た友人に屋台飯を紹介できました
おもしろかったのは、店員さんに「ソムタム(タイのパパイヤサラダ)とカオニャオ(もち米)食べる!?」と言われたことです。わたしが「はい、手で食べますよ。」と返答すると、爆笑されました。ソムタムとカオニャオは、イサーンの代表的な料理です。わたしの学校の職員室では、ほぼ毎日誰かがソムタムを食べています。それらを手で食べるのがイサーンのスタイルだというのは、先生や生徒から教えてもらいました。
昼休みに職員室でソムタムづくり
辛い辛いと言いながらソムタムを食べます
チェンマイで、象の保護施設を訪れた際は、カレン(タイ北部に住んでいる山岳民族)の方がガイドをしてくれ、はじめてカレン語を聞きました。カレン語はタイ語とは全然違うので、全く理解できませんでした。わたしの派遣地で聞くイサーン語も標準のタイ語と全く違う単語があり、理解できないことも多いですが、タイ語と似ています。カレン語は少し聞いただけでも「違う言語だ!」とわかるほど異なっていました。街中でも、語尾に「ジャーオ」とつけるチェンマイ弁に気づき、タイ語、イサーン語との言葉の違いが面白く感じました。
カレンの服を着て、象と山を散歩しました
今回の旅行は、旅先で会った人とウドンターニーやイサーン話で盛り上がったり、言葉の違いに面白さを感じられたり、タイ語を勉強する前の旅行より、世界が広がったような感覚がありました。そして、長く会話ができたとき、上手!と褒められたときは、本当に嬉しかったです。
今後も、タイ語の勉強を頑張るとともに、生徒にも日本語で同じような経験をさせてあげたいです。