私はインドネシア南スラウェシ州のマカッサルにあるSMA22に派遣されています。11月の2週目を“文化紹介出張WEEK”と題して、日本人がいない5校の学校へ行き、文化紹介をしてきました。重点目標は、“日本のファンを増やす”こと、さらに日本人がいなくても“持続可能な文化紹介”となるよう、CP(現地の日本語の先生)に教え方を伝えることです。
特に紹介する題材選びには苦労しましたが、私のCPが一人で実践していた唯一の文化紹介、“切り紙”に決定!さらに、活動後は他校のCPが振り返りできるように、プレゼントとして切り紙とコマの作り方(画像付きインドネシア語説明書)を作成。また、派遣先校で7回実践し、CPが悩んでいた点を解決しながら、他校から依頼された時間で3コース(120分・80分・60分)を構成し、文化紹介出張に備えました。
男女共、夢中になれます!
しかし、予定通りにはいきません。当日に授業が2時間早めて開始となったり、倍の人数(70名)のオンライン授業となったり…直前の変更は、日常茶飯事です。
オンライン授業:携帯が小型カメラ代わり
最終日に関しては、30名の60分授業を2コマの予定が…ふたを開けてみると160名の120分を依頼され、事前打ち合わせをしていたハサミとノリは誰も持たず、折紙は数名のみが持っている状態でした。
最大の声量で実演中!
切り紙は早々に諦め、120分コースで行うコマ作り(折紙3枚使用)の活動内容に変更!これも、CPが折紙を300枚持っていたからこそ、成し得たことです。生徒たちには、一工程ができたら持ち上げ、私が一斉に確認することで、全員が時間内に完成!
生徒と先生方の熱量を全身で感じます!
CPは、マイクを使って私の通訳をしながら、できない生徒に教えることで、コマの作り方を完璧に覚えた様子でした。前方では3名の先生方が参加し、一緒に盛り上げてくれたことで会場がさらに一体となりました。
達成感が半端ない
事前準備は大切です。しかし、“臨機応変に対応する”ことこそ、本当に必要なことなのかもしれません。