みなさん、Horas!(北スマトラ州の挨拶)インドネシア・北スマトラ州メダンに派遣されている齋藤初と申します。
今回は、インドネシアのクリスマスについて紹介します。
インドネシアは、大多数の人がイスラム教徒の国ですが、12月25日は国民の祝日になります。インドネシア語ではクリスマスのことを「Hari Natal」と言い、祝ったり、楽しんだりする人がたくさんいます。そのため、ショッピングモールやスーパーでは、クリスマスツリーなどの飾りつけがあります。
ショッピングモールもクリスマスムードです
私が住むメダンには、キリスト教を信仰する人も多く住んでおり、街中ではモスク(イスラム教のお祈りための建物)の他に教会を見かけることがあります。私の派遣先校にも、イスラム教以外の宗教を信仰する生徒がいます。先日は、学校でキリスト教徒の生徒が主催するクリスマス会が開かれました。
歌を歌う生徒たち
生徒達による合唱や聖書の音読、劇のほか、「Tor-Tor(北スマトラ州の伝統的な踊り)」も披露されました。イベントの最後には、プレゼント抽選会や、生徒同士によるプレゼント交換など、楽しい企画が盛りだくさんでした。 生徒に聞いたところ、クリスマス当日は教会などへ行き、家族と共に静かに過ごすそうです。
日本よりも多くの民族、宗教が存在するインドネシアですが、クリスマスを楽しみたい気持ちは一緒なのだと実感しました。また、学校の一員としてイベントに快く参加させてくださる先生、生徒たちの心のあたたかさに触れた一日でした。